満州 集団自決

新海均

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309226835
ISBN 10 : 4309226833
フォーマット
出版社
発行年月
2016年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
新海均 ,  
追加情報
:
255p;20

内容詳細

終戦から1ヶ月が経過した、昭和20年9月17日午前2時。満州開拓史上最も経済的に繁栄した瑞穂開拓団の村民、1,150人のうち495人がいっせいに青酸カリで集団自決した。ソ連の対日参戦と関東軍の逃亡によって“棄民”となった人々は何故、集団自決を選んだのか…奇跡的に生還した者の証言を丹念に辿りながら瑞穂村の始まりと繁栄、そして壮絶なる挫折を峻烈に描き出し、満州とは、戦争とは何であったのかをあぶり出す。

目次 : 第1章 桜の満開の下の“拓魂祭”/ 第2章 新天地・満州国への開拓民送出/ 第3章 王道楽土と敗戦/ 第4章 ソ連参戦で相次ぐ虐殺と集団自決/ 第5章 集団自決までの苦悩/ 第6章 絶望の彷徨と逃避行/ 第7章 第二の瑞穂村と“大地の子”

【著者紹介】
新海均 : 1952年、長野県生まれ。75年光文社入社。以降、「カッパ・ブックス」編集部や「宝石」編集部に所属し、再び2005年の終刊まで「カッパ・ブックス」の編集に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • BLACK無糖好き さん

    終戦後に棄民となった満州開拓団の瑞穂村で起きた集団自決の過程を、阿鼻叫喚の地獄から奇跡的に生還した人たちの証言と資料から辿る。◆絶望的な状況で銃声がすぐ近くまで迫ってきた時の精神状態は如何なるものか、死が近くに感じられると、そちらに引き寄せられるのだろうか。まして周りが我先にと青酸カリを飲みだすと置いて行かれたくない心境になるのかもしれない。狂気の歯車が回り始める凄惨さには言葉を失う。これから先も語り継がれるべき歴史の記録として、このような書籍が出版され続ける事は大変意義深い。 

  • 星辺気楽 さん

    現政権の閣僚と自民党議員は全員、これを読むべし。

  • Hoido さん

    満州移民政策を強引に始めたのも、勝手に終止符を打ったのも岸信介。 その発想は今でもその孫に着々と受け継がれているのだが、誰もそれを訝しがることがない。 あとがきで引用されたホセ・ムヒカの金言を私たち一人ひとりが胸に刻まないと、日本は間違いなくその歴史を繰り返すことになる。 本書を通して著者が訴えたかったことも、このあとがきに凝縮されているのではないだろうか。

  • ミネフジ さん

    上田早夕里「破滅の王」を読んで、満州について知りたくて読んだ本。 ごく丁寧に書かれていて読みやすかった。自国が犯した過ちについて、中国との確執について、いろんな考察ができ感慨深い。

  • ma-no さん

    敗戦を境に日本から棄てられた満州移民が、ソ連兵や暴徒と化した中国人に襲われ、地獄に叩きこまれる様子を克明に描いたノンフィクションです。生き残った方々の証言がほんとうに重い。

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