新・忘れられた日本人 辺界の人と土地

筒井功

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309225531
ISBN 10 : 4309225535
フォーマット
出版社
発行年月
2011年11月
日本
追加情報
:
216

内容詳細

消え去りゆこうとする人と土地の、記憶と記録の民俗学。日本各地に残された人びとの生きた姿を刻み込む、ルポルタージュ。「サンカが過ごした最後の日々」「葬送の島、葬送の谷」など、6章で構成。

【著者紹介】
筒井功 : 1944年、高知市生まれ。民俗研究者。元・共同通信社記者。正史に登場しない非定住民の生態や民俗の調査・取材を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kinkin さん

    サンカと呼ばれた漂泊民のことを知りたくなり読んだ。この本だけで全てを知ることは出来ないにしても参考になった。

  • KAZOO さん

    宮本常一さんの「忘れられた日本人」に少しでも習えたらという気持ちで題名をつけたようです。ここに書かれたあるような人々がいまだもっているということを忘れないためにもこのような題名をつけたのではないかと思われます。竹田の子守唄に関する本を読んだ時と同じくらいの感動がありました。

  • ひねもすのたり さん

    著者の筒井功さんは在野の民俗学者。 タイトルから判るとおり本書は宮本常一の『忘れられた日本人』にインスパイアされた内容です。 近世、近代においてアウトサイダーと位置づけられ差別の対象になっていた人々の存在を浮き彫りにしていきます。 非定住民サンカ、豪雪の奥会津にあった孤立集落、説教強盗の出自など6つのルポルタージュが収められています。 単純に民俗学の面白さを味わうことができますが、それ以上に厳しい生き方を強いられた人々の記録を残したいという著者の思いが強く伝わってきました。 ★4

  • tama さん

    図書館本 民俗書架で 民俗関係好きなので 被差別職業に就いてた人達のこと。かなり「科学的スタンス」で書いてるので、スムースに読める。箕造りの人らがなぜ?と思ったが、材料調達で移動民とならざるを得ないからか。箕も刳り物も、工業製品に押されて消えたので、仕事がなくなって気の毒ではあるけど、その仕事してるから差別されるってことも消えたのはまあよいか。いまは隠亡さんが残ってるがこれも「職員さん」に変わって行くでしょうな。自治体の長の方は職員みな平等に火葬場職員を一定期間勤めるよう計らわないといかんぞ!

  • よきし さん

    宮本常一の名著にあやかったタイトルを付けたということからも、この作品に込められた思いや意気込みというものが感じられる。まさに辺界という土地に行きた人々の営みを丁寧に拾い上げている。サンカ、野守、らい病患者、在日などの様々な被差別民(中には歴史的過程で非差別化させられた者達も含め)の語られてこなかった部分に光を当てている非常に貴重な作品。「日本人」というものがいかに虚構であるのか、我々がいかに人を差別し追いやってきたのかということを知ることは未来に対して大きな意味があると思う。より多くの人に読んでほしい作品

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筒井功

1944年、高知市生まれ。民俗研究者。元・共同通信社記者。第20回旅の文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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