マーガレット・アトウッド

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デカメロン・プロジェクト パンデミックから生まれた29の物語

マーガレット・アトウッド

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309208459
ISBN 10 : 4309208452
フォーマット
出版社
発行年月
2021年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
352p;20

内容詳細

アパートの扉にスプレーで記されていく“V”の字、悲しい記憶を洗い流すエステ、宇宙から派遣された謎のタコ型エイリアン、女子刑務所からの脱獄、遅れていく“時”の流れ、ロックダウン解除後の世界…。ベスト禍で紡がれた名作『デカメロン』にならい、ユニークな視点と着想で書き下ろされた個性的アンソロジー。さまざまな言語、人種、ジャンルからなる世界の作家が書き下ろした、コロナ禍のいまを生きるための物語。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヘラジカ さん

    目次だけ見ても壮観。なんと豪華な顔ぶれか。それぞれ一口サイズで読みやすい上に、一作読み終えるたび海外文学好きなら誰でも知っているレベルのビッグネームが目に入るのだ。読んでいて楽しくて仕方なかった。「もう一作だけ」を繰り返すうちあっという間に読了。コロナ禍での日常やポスト・パンデミック、直接的に感染症とは関係のない物語も。それぞれジャンルもアプローチも多彩だが、いずれも世界文学の最先端を走っている作家ばかりなので5頁に満たない物語でも満足度が高い。思わず声を出してしまう作品もあった。海外小説好き必携の一冊。

  • nobi さん

    ニューヨーク市が非常事態宣言を出したのが2020年3月。ペスト禍の書「デカメロン」があちこちで売り切れになったという。その現代版を、と始まったプロジェクトは29名の作家が寄稿し7月上旬完成。早い!“序文”と“はじめに”がまず心に沁みた。いつもは観光客等で混雑する新幹線のホームが閑散とした異様な光景を思い出す。日常が崩壊する慄きは世界共通なんだと言わば慰められる一方で、意想外の異次元の世界を生み出す作家達は凄い。感動しみじみ不思議怖さコミカル…章毎に風景も人物も文体も違うシュールな長編を読んだような充溢感。

  • NAO さん

    コロナが世界中で猛威をふるい始めた頃、日本ではカミュの『ペスト』を読む人が増えたが、アメリカでは『デカメロン』があちこちの書店で売り切れになったそうだ。隔離生活という共通点が、読者の胸にささったのだろう。ニューヨーク・タイムズ・マガジンは、とある作家の提案から「隔離中に書かれた新作小説を詰め込んだ、私たちなりの『デカメロン』を作ってみてはどうか?」という着想を得、雑誌の特集号はアメリカ合衆国が第二波に襲われていた2020年7月12日に刊行された。29の作品の中でも際立っているのは、⇒

  • ちえ さん

    発行後直ぐに購入し自分もコロナ罹患で隔離期間に途中まで読んだがそのままになっていた。今回読み通しパンデミックのあの頃、我が家、社会、街、ニュースを生々しく思い出す。コロナ禍『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』の呼びかけに答えた29人の作家による29の物語集。アトウッド、イーユン・リー、パオロ・ジョルダーノのように読んできた作家や、最近読んだりこれから読むつもりの作家、勿論全く知らなかった作家も。それぞれバリエーションも豊か。今後の読書も楽しみだ。〈最良の文学とは、読み手を遠くに連れて行くだけではなく、↓続

  • hiroizm さん

    たまには出版界に貢献せねばと購入。コロナ禍をテーマに、ベテランから若手まで主に英語圏で活躍してる29人の小説家達の超短編アンソロジー。未読の作家が多く実はあまり期待してなかったが、予想外に楽しく読めた。いずれも秀作だが独特のひねりが効いたもの、人種差別や移民の観点をテーマに盛り込んだものが印象に残った。お気に入り作品はレイチェル・クシュナー「大きな赤いスーツケースを持った女の子」、ジョン・レイ「バルセロナ−オープンシティ」、ディナ・ネイエリ「セラー」かな。また読んだら違うのをあげそう。

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