中国では書けない中国の話

余華

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309207322
ISBN 10 : 4309207324
フォーマット
出版社
発行年月
2017年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
164p;20

内容詳細

陳情と法律、検閲、海賊版、毛沢東、PM2.5、愛国主義、文化大革命…最も過激な作家が海外で発信した知られざる真実。

目次 : 陳情、法律、安定維持/ 中国の検閲制度の諸相/ 私は海賊版を容認する/ 毛沢東は怒っている/ 我々が彼らを教育する/ 中国における権力の傲慢な態度/ 私は法を犯している/ 私の健康診断書/ 拉致された愛国主義/ ネット上のデマの台頭〔ほか〕

【著者紹介】
余華 : 1960年中国杭州生まれ。現代中国を代表する作家の一人。幼少期に文革による社会の大変動を経験する。78年地元の診療所で歯科医として勤務しはじめる。88年から魯迅文学院などの創作班に学び、北京で天安門事件に遭遇する。中短篇集をいくつか発表したのち、91年の『雨に呼ぶ声』で長篇デビュー

飯塚容 : 1954年生まれ。中央大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ののまる さん

    中国では発禁だが、香港・台湾で出版可能・・・に先駆けての日本語版出版!日本語版出ないなら、向こうで買おうかと思ってたけど、こんな幸せが。一気読みしました!

  • ネコ虎 さん

    この本を中国大好きなウーマン村本に捧げたい。中国の真実を知って漫才で中国を存分に笑い飛ばしてほしい。そして中国の地で公演してほしい。ここには中国の現実がリアルに描かれていて、余華氏の思いはとても重たい。でも批判しているのに皮肉からの実態肯定のニュアンスもあり、妙に納得させられる。ここにはブラックユーモアに溢れ、かつ具体的な皮肉と抵抗の小噺(ロシアアネクドートのような)が満載だ。それが中国の現実をよく表している。ほとんどの中国人は大嫌いだが希望も覗える。

  • ふみ さん

    文革が残した負の遺産が未だに余波を残している事や国家ではなく政府がだらしないという事実等が赤裸々に書かれており、かなりの衝撃を受けるエッセイ集。流石中国本土で発禁になっているだけある。この書籍を手にして良かった点は、何より日本人から見る視点ではなく本土の人間の視点から写し出された中国を見られた事。中国に対する新しい視点と気持ちが生まれ、更に中国について知りたいと思いました。余華の文章は非常に読みやすく、その点も相まって実に楽しく読むことが出来た。装丁がシンプルかつインパクトがあるのもまた良い。

  • in medio tutissimus ibis. さん

    小説家らしい書き方というか、コラムというよりショートショートみたいな感じで、読んでいて面白くはあるのだが、そこから何を得られたのか、そもそも何かを得られたのかと自問すると、それが驚くほど少なくて困惑する。ニュアンスをくみ取れないまま楽しめてしまうのだ。よくできた話には、そういう困ったところがある。著者の母語からいわば二重に訳されている訳で、隔靴掻痒の憾みも仕方ない。例えば、竹竿の話は抑々門に垂直に持てば通れるだろうに、という話だろうと思うが如何か。元ネタの「笑林広記」の日本語訳があれば確かめられるのだが。

  • 冬薔薇 さん

    海賊版、愛国主義、検閲、汚職、階級闘争、文革、天安門等々、中国の声が聴ける。比喩と皮肉とユーモアと面白く読めた。5月35日が印象的。もっと日本のことも書いてあったらよかった。未読の小説も読みたい。

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