チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ

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明日は遠すぎて

チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309205915
ISBN 10 : 4309205917
フォーマット
出版社
発行年月
2012年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
205p 19cm(B6)

内容詳細

あれはナイジェリアですごした最後の夏、きみが10歳の時のことだった―切なくも愛おしい9つの物語。最年少オレンジ賞受賞作家のO・ヘンリー賞受賞作を含む最新短編集。

【著者紹介】
チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ : 1977年、ナイジェリア南部のエヌグで生まれ、大学町スッカで育つ。イボ民族の出身。ナイジェリア大学で医学と薬学を学ぶ。19歳で奨学金をえて渡米。ドレクセル大学、東コネティカット大学で政治学とコミュニケーション学を学び、次々と作品を発表しながらジョンズ・ホプキンズ大学クリエイティヴ・ライティングコースで修士を修める。ストーリーテラーとしての天賦の才に恵まれ、抜群の知性としなやかな感性で紡ぎ出される繊細で心にしみる物語は、2003年にO・ヘンリー賞や、PEN/デイヴィッド・T・K・ウォン短編賞を受賞(受賞作は日本オリジナル短編集『アメリカにいる、きみ』所収)

くぼたのぞみ : 北海道生まれ。翻訳家、詩人。東京外国語大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • どんぐり さん

    ナイジェリアの作家アディーチェの表題作を含めた8篇からなる短編集第2作。「シーリング」という作品には、長編『アメリカーナ』でおなじみの、高校時代に永遠の愛を誓ったオビンゼとイフェメルの2人がまた登場する。この作品は、欧米化するナイジェリア社会とアフリカンを生きる若者を描いた『アメリカーナ』の物語の一部にもなっている。

  • metoo さん

    アディーチェ3作目。2006年に出版された長編「半分のぼった黄色い太陽」でナイジェリアの内戦ビアフラ戦争を描いた長編で若くして有名になったアディーチェの訳者が編んだ短編集。装丁のアボガドの木が表題の「明日は遠すぎて」のラストと重なり胸に迫る。アフリカ系アメリカ人の母とナイジェリア人の父を持つ子供と従兄弟の話。娘の孫より息子の孫を大事にする祖母の家長を重んじる態度が事件となる。ナイジェリアとアメリカを行き来しつつ、子供の視線であの暑い夏の祖母の庭で起きた事件を、たわわに実った果実のように瑞々しく回想する。

  • ヘラジカ さん

    『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』刊行記念に読了。アディーチェは、女性や黒人が心の中に抱えている葛藤や不満を表層化させるのが本当に上手だと思う。心苦しくなりながらもほんのりと痛快さを感じさせ共感させる作品だからこそ、多くの人々に支持されているのだろう。人種や階級的な問題については遠いところにしかないので理解できるとは言えないが、女性の叫びを描いた部分に関しては、男性である自分でも圧迫感を感じるほどの苦々しさを味わった。どの短編も甲乙つけがたい素晴らしい出来。今日届く予定の本が本当に楽しみである。

  • マカロニ マカロン さん

    個人の感想です:B。アディーチェの2009〜10年頃の9編の短編集。この中で最も良かったのは『シーリング』でオビンゼに再会できたこと。但し、彼は2013年出版の『アメリカーナ』の主人公の一人なので、エピソードゼロ的なものと言える。オビンゼが英国を国外追放され、ナイジェリアで成功し、イフェメルと連絡を取ろうとする部分が書かれていて、後に『アメリカーナ』につながっていく。この中でもフェラ・クティの音楽が流れる。『セル・ワン』では賄賂まみれのナイジェリア警察の腐敗体質と暴力が描かれ、江戸期の小伝馬町牢獄のようだ

  • Porco さん

    ナイジェリア出身の小説家の短編集。存命中で邦訳が複数冊出ていてるサブサハラアフリカ出身の小説家って、他にあまりいないのでは? 作品は、題材をナイジェリアに取りながら、英米文学っぽい調子のような気がします。

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チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ

1977年、ナイジェリア南部のエヌグで生まれ、大学町スッカで育つ。最初は医学を学ぶが、19歳で渡米して政治学とコミュニケーション学を学び、作品を発表しながらジョンズ・ホプキンズ大学クリエイティヴ・ライティング・コースで修士を修める。ストーリーテラーとして天賦の才に恵まれ、抜群の知性としなやかな感性で

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