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池澤夏樹、文学全集を編む

河出書房新社編集部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309026084
ISBN 10 : 4309026087
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;21

内容詳細

史上初の全巻個人編集「世界」「日本」文学全集の楽しみ方とは。対談、エッセイに石牟礼道子、大江健三郎、角田光代、森見登美彦、川上弘美、中島京子、堀江敏幸、江國香織、柴田元幸など。

累計85万部突破
史上初の全巻個人編集「世界」「日本」文学全集の楽しみ方とは?

「世界はこんなに広いし、人間の思いはこんなに遠くまで飛翔する。それを体験してほしい」
一池澤夏樹

豪華対談・鼎談を多数収録

◎目次

・緒言 池澤夏樹

・池澤夏樹ロングインタビュー
「人間とは何か」ーーその手がかりとしての文学
聞き手=山本貴光

〈対談〉
記憶が紡ぐ歌、そして物語へ
石牟礼道子×池澤夏樹

日本を変革する新しい文学運動の始まりーー「日本文学全集」刊行開始にあたって
大江健三郎×池澤夏樹

〈鼎談〉
世界文学は越境する
鴻巣友季子×沼野充義×池澤夏樹

〈講演〉
世界文学と『苦海浄土』ーー熊本県立図書館での講演から
池澤夏樹

〈座談〉
王朝文学は連環する
森見登美彦×川上弘美×中島京子×堀江敏幸×江國香織

〈創作〉
六本木 岡田利規

〈インタビュー〉
角田光代、『源氏物語』を訳す
聞き手=瀧井朝世

〈論考〉
文学全集とその時代 斎藤美奈子

〈エッセイ〉
「世界文学全集」への旅 鈴木敏夫
帯をほどいて 中村佑介

〈池澤全集 この一冊〉
・『日本語のために』
最良の日本語サンプラー 柴田元幸
・『失踪者/カッサンドラ』
迸る書記 木下古栗
・『わたしは英国王に給仕した』
夢みる給仕の昼と夜 池澤春菜
・『短篇コレクション』T・U
崩れていく世界を生きること 藤井光

・『大岡昇平』
大岡昇平と戦後派 奥泉光
・『竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記』
五人の作家と旅をする 絲山秋子
・『日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集』
古典から聞こえてくる他者の声 関口涼子
・『中上健次』
私の日本文学全集体験 木ノ下裕一

〈編集鼎談〉
メイキング・オブ・文学全集
池澤夏樹×木村由美子(「世界文学全集」編集長)×東條律子(「日本文学全集)編集長)

日本文学全集&世界文学全集 完全ガイド

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • keroppi さん

    池澤夏樹個人編集日本文学全集も残すところ角田光代訳「源氏物語」のみ。これまで読んだ全集を振り返る意味でも、この本を読んだ。池澤さんの意図したように、この新しい試みに酔いしれ、文学や日本語の魅力に引き込まれた。世界文学全集の方も読んでみたくなる。まずは、「源氏物語」が、図書館の予約で届いているようなので、早く読んでみたい。

  • mikarin さん

    池澤夏樹個人編集の文学全集の発刊にあたり書かれた文章だったり対談だったりが集められた本。これが意外と面白かった。日本文学の方は何冊か読んだのですが世界バージョンがあるのをコレで初めて知りました。出来れば全部読んでみたい。翻訳についての対談が面白かったです。去年くらいから日本語以外の言語で書かれた本を読もうと意識していたところだったのでとても参考になりました。私のうちは典型的な昭和の中流家庭だったので日本文学全集と百科事典ありました。全部は読まなかったけどその背表紙に書かれた作家の名前は今でも覚えています。

  • あいくん さん

    ☆☆☆☆池澤夏樹さんは「世界文学全集」と「日本文学全集」の個人編集をやっています。あわせて60巻です。石牟礼道子さんが「世界文学全集」と「日本文学全集」の両方に1巻ずつ入っています。「世界文学全集」には鴻巣友季子さんの翻訳も入っています。「世界文学全集」は石牟礼道子さん以外は日本語訳です。池澤さんは新訳を載せるようにしました。池澤夏樹個人編集「日本文学全集」は30巻あります。第1巻から第12巻までは古典文学です。国文学の専門家でなく、現代作家さんが現代語訳をしています。

  • ふゆ さん

    世界文学全集はまだしもあのキレイな日本文学全集が欲しかったのに、諦めざるを得ない住宅環境なのでこれを。石牟礼道子とか大江健三郎との対談もすっごく面白いし、山本貴光のインタビュー、翻訳というものについての考え方も全然知らなくて驚いた。池澤夏樹からの真摯な後進への応援を受け止めたい。

  • bluemint さん

    今のこの時代に敢えて文学全集を出す意味は?しばらく前からずっと気になっていた全集。数冊はすでに購入して読んでいるが、一人で全集を編纂する意図や想いを対談や関係者のエッセイで示す。編纂者が一人ということで、「日本語のために」など他に類を見ない尖った収録内容になった。古典の現代語訳を依頼された作家は以後の文体に変化を起こすと言われている。初期計画のラインアップリストも掲載されて面白い。

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