千年の恋人たち

稲葉真弓

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309019574
ISBN 10 : 4309019579
フォーマット
出版社
発行年月
2010年01月
日本
追加情報
:
20cm,209p

内容詳細

突然の夫の失踪。残された石の塔。10数年にわたる魂の彷徨を経て、妻が辿り着いた永遠の真実とは。呪縛から解き放たれた女の生き方を、溢れる生命力とエロスの中に描く感動作。川端康成文学賞受賞第一作。

【著者紹介】
稲葉真弓 : 1950年、愛知県生まれ。73年『蒼い影の傷みを』で婦人公論女流新人賞、80年『ホテル・ザンビア』で作品賞、92年『エンドレス・ワルツ』で女流文学賞、95年『声の娼婦』で平林たい子文学賞、2008年「海松」で川端康成文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • のれん さん

    夫の謎の失踪から始まる妻の後悔の物語。 これはエンタメ的なミステリではないので、爽快感も緊張感も用意してはいない。ただ妻である女性の後悔が娘を通して描かれる。 努力し挫折しながらも、自らの道を歩む娘。無機物の塔からの視点は物語を総括しながら、自ら行動する女を肯定的に描いている。 人生を捨てて子を育てる女の一生。それを否定する現代に過去の女は希望を抱いているのだろうか。 男を待つ良妻の殻を抜けた主人公は成長とは言い切れないが、それもまた変化である。 サラッとして重い描写が良いが、ちょっと間延びしたのも事実。

  • algon さん

    「半島へ」などと作風が似ていて好ましく読んだ。読了後年譜を見ると「海松」と「半島へ」の間の著作と判った。前後作と違って恋と愛が重いファクターとして存在しているが佐和、明日香の個性を表すのにやはり必須。GPも異質だが輝いていて存在感大だった。淡白なようで濃い愛の模様は納得だが謎のままの前夫はこれで良かったのかどうか。しかしまさに著者らしい環境描写の中で楽しんで読めた。染織についても多少知っているので気合の入った染色描写も興味深く面白く読めた。

  • 和草(にこぐさ) さん

    題名と内容がいまひとつかみ合わないような感じ。もっと永遠感のある内容があると良かった。

  • Mika Ando さん

    ★★☆☆☆一人称が入れ替わり、かつ擬人化されたりするものだから、ストーリーの淡さと相まってぼやけてしまう。

  • Margate さん

    これはちょっと・・・うーん・・・ わたしには少し スピード感がなさすぎて つまらなかった(失敬満載;) 引き込まれるような感覚を 味わいたいです、読書中には。 草木染めが好きな人なら 楽しめると思います。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

稲葉真弓

1950年、愛知県生まれ。73年「蒼い影の傷みを」で女流新人賞、80年「ホテル・ザンビア」で作品賞、92年『エンドレス・ワルツ』で女流文学賞、95年『声の娼婦』で平林たい子文学賞、2008年「海松」で川端康成文学賞、10年に同作ほかで芸術選奨文部科学大臣賞、11年『半島へ』で谷崎潤一郎賞、中日文化賞

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品