抱かれる

稲葉真弓

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309008349
ISBN 10 : 4309008348
フォーマット
出版社
発行年月
1993年04月
日本
追加情報
:
155p;20

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • のれん さん

    90年代の青春小説。 未来に展望がなく、さりとて絶望を感じない。家族に居心地の悪さを感じ、自分の立場にきまりの悪さを覚える。表題作以外も「時間」「万国旗」「ガラスの魚」など気に入った短編が多かった。 主人公の各親たちにはいい加減さに腹が立ち、名も無い少女たちの苛立ちには愛おしさを感じる。しかしその感情も年を取って腐れば親と同じになってしまうこともまた確か。 渇いている子供たち。現代はこういう子はもっと増えていそうだ。

  • C----ya さん

    表題作「抱かれる」の思春期の描きにはなにも古さを感じなく現代でも同一のものだと思うし同年代なら共感する事多いと思う。自分にとっては反抗期の懐かしさでもあった。パーツは援交と覚醒剤で、そう書くと思わず驚くが、進むにつれ少女の内面が掴めていき、あくまでもベースはそこなのでスッと読める。抱かれても満たされずまた探し、いくら探しても満たされない、自分を満たす事はなんなのか。それすらも分からない時期はあると思う。きちんとした居場所が見つかれば、ありのままの自分でいれる。いなきゃ。いさせなきゃ

  • むさし猫 さん

    不思議な透明感があるというか、捕らえ所のない話というか、稲葉真弓さん的というか…中では『ガラスの魚』がよかった!やるせないエンディングが心に残ります。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

稲葉真弓

1950年、愛知県生まれ。73年「蒼い影の傷みを」で女流新人賞、80年「ホテル・ザンビア」で作品賞、92年『エンドレス・ワルツ』で女流文学賞、95年『声の娼婦』で平林たい子文学賞、2008年「海松」で川端康成文学賞、10年に同作ほかで芸術選奨文部科学大臣賞、11年『半島へ』で谷崎潤一郎賞、中日文化賞

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品