青山美智子 (小説家)

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ただいま神様当番 宝島社文庫

青山美智子 (小説家)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784299028853
ISBN 10 : 4299028856
フォーマット
出版社
発行年月
2022年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
336p;16

内容詳細

ある朝目を覚ますと、腕に大きく「神様当番」という文字が!突然現れた神様のお願いを叶えないと、その文字は消えないようで…?幸せの順番待ちに疲れたOL、弟にうんざりしている小学生の女の子、リア充と思われたい男子高校生、乱れた日本語に悩まされる外国人教師、部下が気に入らないワンマン社長。ムフフと笑ってほろりと泣ける、5つのあたたかい物語。

【著者紹介】
青山美智子 : 1970年生まれ、愛知県出身。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国、上京。出版社で雑誌編集者を経て執筆活動に入る。デビュー作『木曜日にはココアを』が第1回宮崎本大賞を受賞。続編『月曜日の抹茶カフェ』が第1回けんご大賞、『猫のお告げは樹の下で』が第13回天竜文学賞を受賞。(いずれも宝島社)『お探し物は図書室まで』(ポプラ社)が2021年本屋大賞2位。『赤と青とエスキース』(PHP研究所)が2022年本屋大賞2位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • bunmei さん

    人々の温もりと共に、これまでの自分を見つめ直し、新たな扉を開こうとする展開に、癒される。その後押しをしてくれるのが、迷える主人公に憑りついたシケタ爺さんのような神様。『神様当番』の黒く太い文字を主人公の腕に植え付け、その腕から神様が現れるというファンタジーな色彩も添えている。毎朝バス停で顔を合わせる、立場が違う5人の主人公。彼らが織りなす人間関係の襞やモヤモヤを、神様からの意地悪とも思える願いを実現して解き解していく。5人がバス停で少しずつ繋がり、最後はホッコリするヒューマン・タッチな5つの連作短編集。

  • mae.dat さん

    どうも“神様はいないよ教”を信仰する者です。青山さんらしい5話の連作短篇でね。ここに描かれる神様は、その神様自身を楽しませたり、喜ばせて欲しいと各話の主人公に取り憑くのです。それは本人が心の底で願っている本心、こうありたいと願う自分への後押しですよね。この神様は、脳に置き換えても良いかな。出来ない理由を並べて拱いていても進展はありませんし。脳を悦ばせる事は活性化を促すよ。脳の癖を理解して幸福度を向上しよう。自分を幸せに導こう。儂、葵ちゃんの言葉好き「この世をおもしろがれる力のほうが大事だと思う」ってね。

  • Karl Heintz Schneider さん

    ある日目が覚めたら、左手に大きく「神様当番」の文字が。そして目の前には神様を名乗る謎の老人がいて願いをかなえてくれないと「当番」は終わらないと告げる。本来、神様なら人間の願いをかなえてくれそうなものだけど、その逆という発想が面白い。ファンタジーではあるけれど、あまりそれを感じさせない。神様が赤いジャージを着ていたりする。神様の願いは結局、当事者の秘めたる願いだったりする。願いをかなえてと言いつつ、実は神様は本人の願いをかなえるお手伝いをしている。

  • おくちゃん🌸柳緑花紅 さん

    巻末特典の作者とミニチュア写真家の田中達也さんとの特別対談から先に読んじゃった。朝ドラ「ひよっこ」のオープニング映像で初めて知った写真家さん、作者が本の装画を依頼した経緯とお二人のお人柄がとても好き。心に響くフレーズ「私を楽しませるのは私」「不完全な僕たちこそ、きっと感全体なんだ」「リアルと直面して、思っていたのと違うなぁっていうのが案外良かったりする」「皆が彼女を愛して、彼女はそれ以上に皆を愛する。そのエネルギーが循環している」神様が其々に気付かせてくれた。私の腕に❮神様当番❯って書いてないか確かめた。

  • シナモン さん

    冴えない日常にモヤモヤしてる人たちのもとへ現れ、そっと、いやちょっと強引に(笑)背中を押してくれる神様。世界は自分が考えてるほどダメなものでもないし、ちょっとしたきっかけで物事は好転していく。前向きな気持ちになれる一冊。さり気ない物語のつながりにも心温まります。素敵な連作短編集でした。

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