新・中世王権論 文春学藝ライブラリー

本郷和人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784168130717
ISBN 10 : 4168130711
フォーマット
出版社
発行年月
2017年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
320p;16

内容詳細

“王権とは王たる意思である。王であろうとは自らの統治に属する地域を掌握し、そこに生きる人々と自らの行いを因果関係として能動的に認識することである”。鎌倉から室町時代、東国の武家が掌握した王権をどう活かしたかを検証しつつ、この国を統べる天皇、そして国家の成り立ちを考える記念碑的著作。

目次 : 序章 武門の覇者の類型/ 第1章 東国武士の肖像/ 第2章 幕府草創/ 第3章 競争者たち/ 第4章 承久の乱/ 第5章 北条氏政権の骨格/ 第6章 幕府内の断裂/ 第7章 争乱が指し示す行方/ 第8章 北条氏政権の終焉/ 終章 武門の覇者と国家像

【著者紹介】
本郷和人 : 1960年、東京生まれ。東京大学史料編纂所教授。東大文学部・同大学院で石井進氏・五味文彦氏に師事し、日本中世史を学ぶ。専攻は中世政治史、古文書学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • だまし売りNo さん

    日本の武家政権は平氏政権、鎌倉幕府、室町幕府、豊臣政権、江戸幕府と続きます。これらを西国基盤・東国基盤、商業(交易)重視・農業重視で分類すると西国基盤・商業重視、東国基盤・農業重視で以下のように分けられます。 西国基盤・商業重視:平氏政権、室町幕府、豊臣政権 。 東国基盤・農業重視:鎌倉幕府と江戸幕府。 「鎌倉幕府こそは、室町幕府を越えて、江戸幕府へと連なっていく」(本郷和人『新・中世王権論』文藝春秋、2017年、280頁)

  • nagoyan さん

    優。東大史料編纂所教授であり実証史学者として実績がある著者が、日本史最大の主題である公武関係論を論じたもの。幕府=部門を、天皇または治天の君(院)の下の公家、寺社と同等の権門の一つとする黒田「権門体制論」を、天皇権威を過剰に重視しているものと切り、返す刃で過剰に幕府の自立性を主張する「東国国家論」を切り捨て、東西の「二つの王権」論を主張する。鎌倉幕府における実質的な支配者であった北条得宗家が武家の「首頂」と成り得た、また、「首頂」にとどまった理由を考察する。

  • ミカド さん

    鎌倉幕府成立期から滅亡までの日本中世における朝廷と武家社会との抗争、連携について分析した本。とりわけ実質的な武家の首長であり絶大なる権力を有した北条得宗家がなぜ将軍になれなかったのかについて分析している第5章は非常に興味深い。

  • 冬至楼均 さん

    鎌倉時代が中心なのはご専門だからでしょう。

  • (ま) さん

    内紛だらけで判りにくい鎌倉時代を判りやすく。 権門体制論・東国国家論に喧嘩売ってるな・・・

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人物・団体紹介

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本郷和人

東京大学史料編纂所教授、博士(文学)。1960年東京都生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学史料編纂所に入所、『大日本史料』第5編の編纂にあたる。東京大学大学院情報学環准教授を経て、現職。専門は中世政治史

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