ルーシー・モード・モンゴメリー

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虹の谷のアン 文春文庫

ルーシー・モード・モンゴメリー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167919641
ISBN 10 : 4167919648
フォーマット
出版社
発行年月
2022年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
496p;16

内容詳細

アン41歳が暮らすグレン・セント・メアリ村に新しい牧師一家がやって来た。妻を亡くした美男の牧師と母のない4人の子ども。彼らは家なき子メアリ、ブライス家の子どもたちと「虹の谷」で幸福にすごす。中年男女の恋も芽ばえる。第一次大戦が影を落とす前の平和な時代を描いた日本初の全文訳・訳註付アン・シリーズ第7巻。

【著者紹介】
L・M・モンゴメリ : 1874年、カナダ東海岸プリンス・エドワード島に誕生。教職をへて、1908年の『赤毛のアン』で一躍、世界的な人気作家となる。牧師と結婚、2人の息子を育て、生前に20冊以上の著作を発表。英国王立芸術院会員、大英帝国勲章を受章。1942年に、オンタリオ州で逝去

松本侑子 : 作家・翻訳家。『巨食症の明けない夜明け』すばる文学賞、『恋の蛍山崎富栄と太宰治』新田次郎文学賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さつき さん

    アンシリーズも全8巻のうち7巻まできました。今回の主人公はもうアンではなく、アンの隣人メレディス牧師一家。浮世離れした父と家事の苦手な老伯母に育てられるやんちゃな4きょうだいの姿は、大人になった今読むとひたすらいじらしい。子供の頃は、4人の中では一番おとなしく女の子らしいものが好きなウーナがお気に入りだった。今はフェイスの才気煥発な所やかんしゃくを起こす所すら愛しく思える。そして納屋で凍死しそうだったメアリ・ヴァンスには少女だったアンの面影も感じ、その幸福を祈らずにはいられない。

  • あたびー さん

    「アン」サーガの7冊目だが、ブライス家は主人公の座を牧師館の兄妹に譲っている。特に長女のフェイスは直情的で破天荒ながら人の心を捉えて離さない。舞台はWWI前だが執筆されたのは最中で、冒頭に戦死した若者を悼み献辞が添えられている。いつか呼ばれて立ち上がる気持ちをハーメルンの笛吹きの笛に例えて勇み立つ男子たちの姿は、続く物語の不穏な色を暗示している。

  • 信兵衛 さん

    子供たちが子供たちでいられる間の物語、と言えるでしょう。最終章がそれを暗示します。

  • 本の蟲 さん

    聖書や文学からの引用、当時の世相や雑学の解説脚注が面白い「赤毛のアン」シリーズ全訳再版版。アン一家が暮らす村に新しい牧師とその子供が引っ越してきた。成長してなおアンが主人公だった前作までと違い、本作の主役は母を亡くした牧師一家の子供たち。常識や行儀を知らない彼らの振る舞いに、村の住人は眉をしかめるのだが…。元々シリーズはキリスト教文学で、理解・共感できない常識も多い。しかし改めて考えると西洋世界の、ここ1700年ほどの歴史や文化、道徳や倫理は、全て2000年前の新興宗教が土台なんだなぁとヒヤリ

  • yama1000 さん

    アン・シリーズのなかで、特に好きな巻の一つです。少年少女が生き生きと描かれ、そして少女の勇気ある優しさも。いよいよ新訳シリーズも残り一巻となってしまいました。楽しみで仕方ありません。

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