初夏の訪問者 紅雲町珈琲屋こよみ 文春文庫

吉永南央

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167917623
ISBN 10 : 4167917629
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
228p;16

内容詳細

お草が営む紅雲町の小蔵屋では、近頃町にやってきた親切で物腰がスマートな男のことが話題になっていた。ある日、その男は小蔵屋を訪ね、お草に告げた。「私は、良一なんです」。お草が婚家に残し、三歳で水の事故で亡くなった息子・良一。男はなんの目的で良一を騙るのか、それとも…。ほろ苦くも胸を打つ人気シリーズ第8弾。

【著者紹介】
吉永南央 : 1964年埼玉県生まれ。群馬県立女子大学卒業。2004年、「紅雲町のお草」で、第43回オール讀物推理小説新人賞を受賞。同作を含む『紅雲町ものがたり』(文庫化に際し『萩を揺らす雨』に改題)で単行本デビュー。以降、「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズとして人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まるぷー さん

    お草さんのもとに三歳にして亡くした息子良一を名乗る男が現れる。疑心に揺られながら何度か会い話を聞く。お草さんの切ない過去、その男の生い立ちにため息が出た。人それぞれ人生を経て今があるのだとつくづく思う。そして、お草さんが営う小蔵屋だが試飲のコーヒーとちょっとした小間物や食器類を求めて訪れるお客さんへの心遣いが暖かい。久実さんも健気で一ノ瀬さんとのこと上手くいくといいなと思う。地元情報誌のお草さんのお悔やみ報道には回りはビックリ。心配する人たち、お草さんの人柄が伺える。

  • はるま さん

    累計75万部突破の大人気シリーズの第8弾 最新刊の第10弾が昨年の10月に発売されていて、まだまだ現在進行形なんだね これも図書館の口頭リクエストで購入して頂いた 本作は、主人公の杉浦草さんが若かりしころ離婚そして、一人息子を父方に引き取られていて、用水路に誤って死んだはずなのに、その名を語り目の前に現れてくるから、草おばあちゃんもびっくりだね 最後まではっきりとはしないあたり、将来に向けての伏線なのでは?と思わざるを得ない(僕の読解力のなさかも?) 今後益々の展開に多いに期待をしたいなぁと思う

  • leelee さん

    今年も元気なお草さんに会えた。 息子だと名乗る青年が目の前に現れ、お草さんが長年心の中に抱えてきた過去を振り返ることになる… お草さんもキクさんも、息子を想う母の愛の深さは同じ。でもここまで嘘をつけるのかと思うと、複雑な気持ちになります。晩年の人生に差し掛かり、良一君への気持ちが少しは整理できたかな… 親友の由紀乃さんの存在がお草さんを包み込んでくれるので救われます。

  • 松本ぼんぼん さん

    本作は草の亡くなったはずの良一が現れ、すったもんだのストーリーです。最後は丸くおさまってめでたしめでたし。これを読んでいると大和屋のコーヒーが飲みたくなります。私は豆で購入し挽きたてをブラックで飲んでいます。

  • まいさん さん

    お草さんの息子と名乗る人物が現れたことで、過去を「振り返り惑うお草さん。息子3歳で死んだはず…。柱時計の「カチコチって、時がゆく音?くる音?」というお草さんの問いかけに「過去と未来に揺れる音だな」というバクさんの答えが素敵。そして親友の由紀乃さんのあたたかい手。読後はいつも少しほろ苦く、だけど優しくなれる。

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