夢で逢えたら 文春文庫

吉川トリコ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167915766
ISBN 10 : 4167915766
フォーマット
出版社
発行年月
2020年10月
日本
追加情報
:
384p;16

内容詳細

女芸人の真亜子。芸人顔負けのキャラクターの女子アナ佑里香と共演するうち、業界や世間の理不尽に立ち向かう気持ちが芽生えていく。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • pohcho さん

    お笑い芸人の真亜子とフリーアナウンサー・佑里香の出会いと友情、テレビ界に蔓延る女性差別(ダンソン&ジョヒ!)にまつわる物語。オリンピックがらみの騒動でも明らかになったが、日本社会ではまだまだ旧態依然とした価値観が幅を効かせていて、中でもテレビ業界はその最たるもの。深く考えさせられる内容だったが、とにかくテレビネタが満載で。ちょ、待てよ、とキムタク(概念)ちがうちがう、そうじゃ、そうじゃない。鈴木雅之(概念)とか、吉本新喜劇のめだかさんまで。ずっとクスクス笑いながら読んだ。佑里香のすっとぼけたキャラが好き。

  • えりこんぐ🐤 さん

    女芸人=男の芸人には勝てない、女子アナ=お金持ちと結婚。こんな思い込みにあがく2人のヒロイン真亜子と佑里香。芸能人の実名がバンバン飛び出してきて面白い。若者はYouTubeかもしれんが、テレビが好きなんだー! 佑里香が王道ふんわり系かと思いきや、意外と肉食系なとこが笑えた。『なごやdeノンシャラン』見てみたい!【積読23】

  • 優希 さん

    面白かったです。色々な立場の女性たちがいてリアルなんですよね。お笑い芸人とフリーアナウンサーというコンビが何とも言えません。個性を際立たせたかったのでしょうか。自由だけど自由じゃない、これが今の本来の姿なのかもしれません。

  • ぐりとぐら さん

    今の時代を反映した、戦う女たちの話。女芸人と女子アナが、芸能界・テレビ業界という男社会で生き抜く数年間を軽いタッチで描く。文章はすごく読みやすいが、テーマはけっこう深くて考えさせられる部分も多かった。「Me too」やコロナなどの社会的な出来事も反映しており、時代がよくでていた。特にテレビカルチャーなどに関しては、すごわかる部分ばかりで、楽しく読めた。作者と年代が近いので、見ていた番組とか流行っていたものは近いのかな。これで名古屋方面に詳しい人は更に楽しめたのかなぁと、ちょっと羨ましいかも。

  • Hisasi Hasida さん

    やっぱ、女子との距離感は ヒット&アウェイが望ましいなぁ〜ッ!! って、改めて思ったお話。。。

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吉川トリコ

1977年静岡県浜松市生まれ。2004年、「ねむりひめ」で“女による女のためのR‐18文学賞”第3回大賞および読者賞を受賞、同作収録の『しゃぼん』でデビュー。著書に『グッモーエビアン!』『戦場のガールズライフ』『少女病』『ミドリのミ』『ずっと名古屋』『光の庭』『女優の娘』『夢で逢えたら』『流れる星を

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