ハグとナガラ 文春文庫

原田マハ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167915711
ISBN 10 : 4167915715
フォーマット
出版社
発行年月
2020年10月
日本
追加情報
:
208p;16

内容詳細

大学時代の同級生で十四年ぶりに再会したハグとナガラ。転職、別離、介護…人生の折り返し点を前にした、女ふたりの旅物語。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ろくせい@やまもとかねよし さん

    感涙し、穏やかな気持ちへ誘った。強烈に印象を残す言葉も句もない。しかし、作品表現は心を激しく揺さぶるも平穏に収束。言葉や句の旋律がそうさせるのだろうか。この不思議な原田さんの筆力に魅せられた。修善寺、白神山地、播州赤穂、倉敷、福山、小田原をめぐる旅行短編。2人の女性が互いの利他的おもいやりを育て美しく共有させる。雨を愛でる心境。励ましの「イケる」。他者を理解し、それを共有する利他性。旅程の偶然な出会いへの感動。「凪」以外に表現できない自然風景。人智を超える奇跡に心地よく畏怖し、それらに安堵するかのように。

  • ミカママ さん

    マハさんのアッチ系の作品はもう手に取ることはないと思うけど、コッチ系はとても好き。今回は学生時代の仲良しふたりが、人生の苦節を経ながらも、合間にあちこち旅行に出かけるお話。ネットのスゴいのは(作中ボカされているにもかかわらず)実際の旅館名を検索すると、イッパツでわかっちゃうところ。大浴場が波打ち際ギリギリまであるという旅館、いつか訪れてみたいな。

  • starbro さん

    原田 マハは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、半分私小説的な女二人旅連作短編集でした。オススメは、『寄り道』&『あおぞら』です。阿川佐和子の解説もGOODです。私は、20代まで男二人旅をしていましたが、最近ご無沙汰しています。男一人旅は実行していますが(笑) https://books.bunshun.jp/articles/-/5811?ud_book

  • しんごろ さん

    大好きな“ハグとナガラ”のシリーズが1冊の本になりうれしいね。しっかり年齢を重ねても、この二人の絆の変わらないところは、素敵で羨ましい。無二の親友とは、この二人のことを指してるのかなとも思う。お互い、高齢となった親の面倒もみて、しっかり親孝行もしてるのも好感が持てる。この二人から学ぶことが、いっぱいあった。どんなに忙しかったりしんどかったりしても、その先には小さくても幸せがあるかもしれない。だから、自分も人生を足掻いてみようと思う。先ずは、どこかに旅をしたいね。

  • 馨 さん

    ハグとナガラの友情が素敵で、コロナ禍で自由に旅行が出来ない今、読むだけで旅気分を味わえました。『波打ち際のふたり』で1回読了済にも拘らずまたもじ〜んとし『遠く近く』でハグのお母さんの言葉に涙。私も母がちょっとずつ確かに老いていく年代。少し前に私も母が体調不良に見舞われ暫く看病をしていた時期があり二人に重なり共感しきりでした。母と娘でいられる時間は確実に減り、もし母が認知症を患い娘を娘とわからなくなったら…と思うと、元気でいてくれる時間にもっと母を大切にしないとなと思います。

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人物・団体紹介

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原田マハ

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立、フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年「カフーを待ちわびて」で日本ラブストーリー大賞を受賞し、デビュー。12年『楽園のカンヴァス』(新潮社)で山本周五

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