黄色い実 紅雲町珈琲屋こよみ 文春文庫

吉永南央

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167915575
ISBN 10 : 416791557X
フォーマット
出版社
発行年月
2020年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;16

内容詳細

お草の営む「小蔵屋」の頼れる店員・久実。なぜか男っ気のない久実にもついに春が…?浮き立つ店に、元アイドルの女性が店の敷地内で暴行を受けたという衝撃のニュースが飛び込んでくる。容疑者は地元名士の息子。そして、暴行現場で拾った「あるもの」がお草と久実を悩ませることになる。心に勇気の火を灯す人気シリーズ第7弾。

【著者紹介】
吉永南央 : 1964年埼玉県生まれ。群馬県立女子大学卒業。2004年、「紅雲町のお草」で、第43回オール讀物推理小説新人賞を受賞。同作を含む『紅雲町ものがたり』(文庫化に際し『萩を揺らす雨』に改題)で単行本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ユカ さん

    人から耐え難くつらいことをされた時に、耐え難くつらいと声に出すことの、なんと難しいことか。声に出した人が二次被害にあうのを防ぐために一番大事なことは、第三者がその人の立場に立って振る舞うことなんだろうな。どんな理由を並べたって、圧倒的に加害者が悪いのだから。今回は久美ちゃんは特に、草さんもその近しい人もかつてなく厳しい試練に直面し、しかも一時点で解決することがない。それでも草さんはそれぞれの人が前を向けるような行動を起こしていて、学ぶことが多かった。久美ちゃんの葛藤はすごくリアル。草さんほんと大好き。

  • まるぷー さん

    日常のちょっとしたミステリーのシリーズだったが、今回は卑劣な犯罪を扱っている。小蔵屋の駐車場で起ったその事件の被害者は平緒里江。そして、その日久実は風邪で小蔵屋を休み、数日後に出てくるがスカーフの下の痣に嫌な予感がした。緒里江の強さと久実の普通でいたいという気持ちが痛いほど伝わる。お草さんや寺田さんがいたことに救われたと思う。更にはネットの拡散や人の噂、人の口には戸はたてりぬということを思い知り気が重くなったが、最後はこのシリーズらしく穏やかで優しい終わり方だ。久実と一ノ瀬との関係は続いてほしいなと思う。

  • マカ さん

    シリーズ第7弾。なんで被害者の方が後ろ指を指されなければならないのか。今回は今までで1番重く胸糞悪い話だった。そもそも加害者家族が初めにちゃんと対処してれば、今回のことは起こらなかったかもしれないのに、父親は目を背け、母親は守ることだけ。最悪だ。オリエも久実も前に進んで幸せになって欲しい。

  • はるま さん

    早いもので、紅雲町珈琲屋 こよみシリーズも第7弾です 主人公の杉浦草おばあちゃんは元気で、小蔵屋を経営 常連がたくさんいて、地域の和みの場所になってる感 そんな中、本作では、馴染みの客から息子の再就職の斡旋の面倒見を依頼されたことから、なんとまぁ その青年が女性を暴行するといった、これまでの本シリーズではなかったような事件に巻き込まれてしまうのだ 被害者はなんと、店の看板娘の久美にも未遂ということで、被害にあってしまい重苦しい展開になってしまいました 本シリーズが終わるまでには久美に素敵な恋花が読みたいな

  • leelee さん

    ずっと読み続けているシリーズ。今回は辛く酷い話だった。世間の目と戦う久実ちゃん、それを見て何とかしようと悪戦苦闘するお草さん。地元に根付いて生活していると、温かい事もあるけれど、非常な事もあり、尾を引く。久実ちゃんには幸せになって欲しい。 お草さんに、さりげなく温かい言葉をかける由紀乃さんは優しい。 紅雲町シリーズを読んでいると、高齢でひとり暮らしをしている母と重ね合わせ、お草さんも由紀乃さんもずっと元気でいてほしいと思ってしまいます。

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