対談集 歴史を考える 文春文庫

司馬遼太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167914998
ISBN 10 : 4167914999
フォーマット
出版社
発行年月
2020年05月
日本
追加情報
:
272p;16

内容詳細

「日本の政治家は型としての大きさに欠ける。この島だけが世の中で他のことは考えなくてよかったからかもしれないね」宰相論を語り合うなかで、司馬は呟いた。千数百年にわたる我が国の歴史を、政治・文化等さまざまな角度から推理し、本質に迫らんとする。半世紀近く経つ今も、多くの気づきを与える対談集。

目次 : 日本人よ“侍”に還れ(萩原延壽)/ 日本宰相論(山崎正和)/ 敗者の風景(綱淵謙錠)/ 日本人の世界構想(山崎正和)

【著者紹介】
司馬遼太郎 : 大正12(1923)年、大阪市に生れる。大阪外国語学校(現・大阪大学)蒙古語部卒業。昭和35年、「梟の城」で第42回直木賞受賞。41年、「竜馬がゆく」「国盗り物語」で菊池寛賞受賞。47年、「世に棲む日日」を中心にした作家活動で吉川英治文学賞受賞。51年、日本芸術院恩賜賞受賞。56年、日本芸術院会員。57年、「ひとびとの跫音」で読売文学賞受賞。58年、「歴史小説の革新」についての功績で朝日賞受賞。59年、「街道をゆく“南蛮のみち1”」で日本文学大賞受賞。62年、「ロシアについて」で読売文学賞受賞。63年、「韃靼疾風録」で大佛次郎賞受賞。平成3年、文化功労者。平成5年、文化勲章受章。平成8(1996)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まさにい さん

    対談集。『日本人よ侍”になれ』『日本宰相論』『敗者の風景』『日本人の世界構想』が対談の題。どこかで読んだ気がしたのは、この本が、『歴史を考える(司馬遼太郎対談集)』の新装版だったから。実質再読。対談を読みながら、対談とは別のことを考えていた。それは、日本の首都について。イギリスと地理的条件が似ている日本。首都は大陸側にはなかった。他方イギリスはロンドン。どちらかと言えば大陸側だ。奈良、京都、東京。首都が山陰や九州(福岡等大陸側)ではない。この違いが、世界に目を向けるイギリスと自国にこもる日本。

  • しゅー さん

    ★★ 対談相手の豪華さに惹かれて読む。昭和なおじさま達は自分のポジションを明らかにして話すから対談も楽しい。そもそも、現代のように批判を受けないことばかり考えた言説が面白いわけがない。全てに賛成はできなくても、魅力的な仮説や全体観のある物の見方が得られた。「〜原理的な行為と無縁な国民であるために、相手側の原理的な行為を内側から理解する能力が、なかなか身につかない」「二流の人間の正義は大勢順応で、しかもその人数が多すぎるんです」「実際、世論というのはモザイク状になっていて、全部繋がっていないですね」などなど

  • 愛理ちゃん88 さん

    征伐というのは何かといいますと、弥生式農業をやれといいに行くんですね。定着して弥生式農耕技術の生活を営むことが、日本における王化なんです。彼らが然るべき土地で水田耕作を始めたら征伐は終わり、要するに、農業のススメなんです。

  • あぎる さん

    大悲山峰定寺。信西と清盛がつくったとされている。日本最古の舞台造の建築で、清水寺の舞台の原型とも言われている(85頁)/法華堂という将軍家の持仏堂があるが、そこにお参りに行っても、泰時は上に上らず地面で拝礼する。将軍でさえ上がらなかったのに執権が上がるわけにはいかないという理屈。泰時はそのようにして自分が「機能」「機関」であることを示した(95頁)。

  • 老齢症状進行中 さん

    40年以上前の本ですが、今、読んでもスンナリと読めます。こういう本格派の知性が、きっと少なくなったのだろうな。

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司馬遼太郎

1923(大正12)年、大阪に生まれ、大阪外語大学蒙古語学科を卒業。1959(昭和34)年『梟の城』により第42回直木賞を受賞。67年『殉死』により第9回毎日芸術賞、76年『空海の風景』など一連の歴史小説により第32回芸術院恩賜賞、82年『ひとびとの跫音』により第33回読売文学賞、83年「歴史小説の

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