覗くモーテル観察日誌 文春文庫

ゲイ・タリーズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167914325
ISBN 10 : 4167914328
フォーマット
出版社
発行年月
2020年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
白石朗 ,  
追加情報
:
293p;16

内容詳細

ある日、コロラド州のモーテル経営者ジェラルド・フースから手紙が届いた。なんと屋根裏の覗き穴から秘かに利用者たちの姿を観察し、日記にまとめているという。男を訪ねた著者が案内され目撃したのは、全裸の男女がオーラルセックスに励む姿だった。不倫からグループセックスまで、三十年に及ぶ衝撃の記録。

目次 : 男からの手紙、そして出会い/ 十九世紀の覗き魔について書かれた本/ 見せかけだけの通風孔と屋根裏ツアー/ 『覗き魔の日記』の束/ 観察対象第一号 外見、行動、結論/ グループセックスと、レズビアン教師/ 傷ついたヴェトナム戦争帰還兵とその妻/ これこそがリアルな市井の人々/ 覗き魔を苛立たせる宿泊客たち/ 行為のさいに明かりを消すかどうか〔ほか〕

【著者紹介】
ゲイ・タリーズ : 1932年、アメリカ・ニュージャージー州生まれ。アラバマ大学卒業後、ニューヨーク・タイムズに入社。65年に退社した後はエスクァイア、ニューズウィークなど多くの雑誌で執筆し、ニュージャーナリズムの旗手と言われた

白石朗 : 1959年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • りつこ さん

    覗きにとりつかれた男がモーテルを買い取り自らがオーナーとなり天井裏から覗き見した内容を克明にノートに綴る。他言しないことを条件に彼の告白を読み続けてきた著者がノンフィクションとして出版できたのはなぜなんだろう?途中からはその興味で読み進めていたのだが、うーむ…。ある意味「信頼できない語り手」だけど、本当のことだからこそ…なんだろうなというリアルさがあって、そこが面白かった。ってこの人の行為はほんとに面白がれないことなんだけど。胸糞悪くてとっとと読み切った。やでやで。

  • おさむ さん

    「事実は小説よりも奇なり」。この言葉を地でいくドキュメンタリー。自分の所有するモーテルの宿泊者たちをひたすら覗き見しては生態観察を続けた男の告白を、著名ジャーナリストがまとめた。文字通りの「ピーピングトム」。最初の出会いから胡散臭いが、第三者の眼でつぶさに検証することで現実感が出ている。30年以上にもわたってこのネタを温め続けた著者の粘り強さに敬服します。しかし、主人公のジェラルド・フース氏の変態ぶりには、あの江戸川乱歩も真っ青ですな笑。スピルバーグが映画化を目指したが、ポシャったそうです。

  • カッパ さん

    見えないところをみるというのはいつも興味深い。でも、盗撮は犯罪だからな。見つかったら捕まるんだよなと当たり前のことを思いながら読んだ。

  • Naoko Takemoto さん

    恥ずかしながら一気読み。多くを語ると誤解されそうで怖いが、隣人の行動や裏の顔が気になる時はある。フースなる覗き趣味のある男がモーテル経営を始め、屋根裏から部屋を覗く。江戸川乱歩とは似つかない。徹底した記録をライターのゲイ.タリーズに託した。言い換えると犯罪の記録でもあるが、社会となんぞやと考えさせられるものがある。

  • はな さん

    ゲイ•タリーズは米国のノンフィクション作家で、ニュージャーナリズムのジャンルを打ち立てた巨匠である。1980年代に覗き魔「フース」は、自分が経営するモーテルの屋根裏に覗きスペースを作り、数十年に渡る覗きの記録を作成していた。フースは、その全てをタリーズに提示する。誰にも知られず、迷惑をかけていないとはいえ、この行為は犯罪である。一方で長年に亘る観察は、性の衝動や様式だけでは無く、暴力や殺人や窃盗など、人間の本質がもまた記録されていたのだった。自分が関わる私ノンフィクションの作品としては珠玉の題材である。

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ゲイ・タリーズ

1932年、アメリカ・ニュージャージー州生まれ。アラバマ大学卒業後、ニューヨーク・タイムズに入社。65年に退社した後はエスクァイア、ニューズウィークなど多くの雑誌で執筆し、ニュージャーナリズムの旗手と言われた

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