なぜ武士は生まれたのか さかのぼり日本史 文春文庫

本郷和人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167914134
ISBN 10 : 4167914131
フォーマット
出版社
発行年月
2019年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
151p;16

内容詳細

約六百五十年間続く武士の世はいかにして始まったのか?日本の統治者であった「朝廷」は、なぜ「幕府」にその座を譲ったのか?平氏らの失敗に学び、京都ではなく、鎌倉で独立を果たした頼朝の決断が歴史を大きく変えた―。4つのターニングポイントから、武家政権の誕生について、人気歴史学者がわかりやすく解説する。

目次 : 第1章 足利義満「日本国王」の権力―1392年(明徳3年)(公家を凌駕する存在へ/ 「祭祀権」と「課税権」を奪う ほか)/ 第2章 足利尊氏「京都」に挑む―1336年(建武3年)(得宗専制と幕府の揺らぎ/ 御家人の不満が幕府を倒した ほか)/ 第3章 北条時頼万民統治への目覚め―1253年(建長5年)(武士は危険な収奪者だった/ 支配して気づいた己の未成熟さ ほか)/ 第4章 源頼朝「東国」が生んだ新時代―1180年(治承4年)(「イイクニ」つくろう?/ 暴力装置としての武士 ほか)

【著者紹介】
本郷和人 : 1960年東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。東京大学・同大学院で石井進氏、五味文彦氏に師事し、日本中世史を学ぶ。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • saga さん

    室町時代から、鎌倉・室町まで遡って、武士のルーツを考察する。欲を言えば江戸時代から始めてほしかったが、焦点を中世に絞ったということだろう。朝廷のある京都に政治の中心を据えた足利尊氏と、関東に残って朝廷と距離を置いた源頼朝の比較が面白い。義経が朝廷から直接任官されたことに対する頼朝による討伐は、武士団を統率するうえで避け得ない事だったと理解できた。政治能力が劣化した朝廷・公家に代わって武士が台頭したのだが、幕末には逆の現象が起きた。さて、現代の政府はいかがだろう……

  • クサバナリスト さん

    NHKでかつて放送していた『さかのぼり日本史』の番組書籍のタイトルを変えての再出版本。この番組で著者の本郷先生を初めて知った。 当時の番組を思い出しながら読んだ。 本で読むとあまりさかのぼり感がしなかった。

  • あらあらら さん

    なるほどとても良くわかる内容。他のテーマも文庫にしてほしい

  • 本命@ふまにたす さん

    中世日本の歴史を、足利義満から源頼朝に向かって遡って論じる。内容はオーソドックスな感じで「武士」の性格の変化が軸になっている。

  • えばた さん

    歴史から学ぶこと多し。

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本郷和人

東京大学史料編纂所教授、博士(文学)。1960年東京都生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学史料編纂所に入所、『大日本史料』第5編の編纂にあたる。東京大学大学院情報学環准教授を経て、現職。専門は中世政治史

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