あしたの君へ 文春文庫

柚月裕子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167913779
ISBN 10 : 4167913771
フォーマット
出版社
発行年月
2019年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
304p;16

内容詳細

家庭裁判所調査官補として研修の間、九州の福森家裁に配属された望月大地。そこでは窃盗を犯した少女、ストーカー事案で逮捕された高校生や親権を争う夫婦とその息子など、心を開かない相談者たちを相手に、懊悩する日々を送ることに…。大地はそれぞれの真実に辿り着き、一人前の家裁調査官となれるのか!?

【著者紹介】
柚月裕子 : 1968年岩手県生まれ。2008年『臨床真理』で第7回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大薮春彦賞を受賞。16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。18年『盤上の向日葵』で「2018年本屋大賞」2位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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家庭裁判所の調査官見習い奮闘日記。地道な...

投稿日:2021/06/14 (月)

家庭裁判所の調査官見習い奮闘日記。地道な調査の描写が多くみられたが、実際の調査官の方々も同じような仕事をしているのだろうか。他人の家庭に、人生に深く深く入り込む、大変な仕事だと思った。続編が出るなら読んでみたい。

ブック さん | 不明 | 不明

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経験はないけれど熱意のある新人の主人公の...

投稿日:2021/03/02 (火)

経験はないけれど熱意のある新人の主人公の活躍を応援したくなった。

マーメイド さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • イアン さん

    ★★★★★★★☆☆☆家裁調査官補の成長を描いた柚月裕子の連作短編集。福森家庭裁判所に配属された新人の大地は、少年事件や離婚調停を通じて一人前の家裁調査官を目指す。お仕事小説としての魅力もありながら、各編とも依頼者の嘘≠ェ意外性を伴って胸に響く構成となっている。特に親権を巡る離婚調停を扱った『迷う者』が深いなと感じた。作品中では言及されていないけど、大地に対して不意に「親ってなに?」と訊いた10歳の少年は、実は全てを知っていたんじゃないかと思う。「恋愛は旅行、結婚は移住」というのも言い得て妙だなと思った。

  • KAZOO さん

    柚月さんの新しい分野のお話です。検事や検察事務官の話のシリーズがありましたが、今回は家庭裁判所の調査官の話です。なりたての調査官補という実地研修の場での話が5つ収められています。家庭裁判所の話なので、少年少女や離婚調停という分野が多いようです。主人公が仲間や調査官の助けを借りながら問題に対応している姿はある意味成長小説と言えるのでしょう。上司の真鍋という人物の指導が心にしみます。それにしても柚月さんはよく調べられていると思いました。

  • Kazuko Ohta さん

    こういう仕事なのですね、家庭裁判所調査官。その見習いは調査官補で、上司から“カンポちゃん”と呼ばれる面々のうちのひとりが主人公。窃盗やストーキングで捕まった少年少女、精神的苦痛を訴えて夫と別れたい妻、親権を争う夫婦などなど。タイトルの「あしたの君」とは、子どものみならず大人も、そして主人公らカンポたちのことも含んでいるのでしょう。処分は適当に決めてもたぶん通る。でもそれが明日の君の、そして自分の在り方に関わる。「人に迷惑をかけることと、人に頼ることは違う」という一文がじんわりと沁みる。頼ってもいいんだよ。

  • matsu04 さん

    若くて生真面目な家裁調査官補の成長物語。うーむ、これは良い。いかにも著者らしい作品だ。一所懸命な若者の姿に心を打たれる。まあ実際にはこの仕事、そんな甘いものではないとは思うのだけれど。

  • ゴルフ72 さん

    柚木作品久しぶり! まさしく明日の君たちへはそれぞれの問題を抱え、苦悩する人達や周りの人に家庭裁判所調査官補 望月大地から真実に辿り着き、そして新しい道標と自らを成長する物語だ。

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柚月裕子

1968年岩手県生まれ。2008年『臨床真理』で、第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。2013年『検事の本懐』で第15回大薮春彦賞、2016年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。同年『慈雨』で“本の雑誌が選ぶ2016年度ベスト10”第1位を獲

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