死の天使はドミノを倒す 文春文庫

太田忠司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167907716
ISBN 10 : 4167907712
フォーマット
出版社
発行年月
2017年01月
日本
追加情報
:
393p;16

内容詳細

売れない作家の兄・鈴島陽一と、人権派弁護士の弟・薫。家族と絶縁し父親の葬儀にも顔を出さない弟に、陽一は腹立たしさを抑えられないが、やがて薫が失踪したことを知る。薫は自殺志願者に自死を唆す“死の天使”嶌崎律子の弁護を引き受けていた―。待ち受けるサプライズを、あなたは見抜けますか?

【著者紹介】
太田忠司 : 1959年、愛知県名古屋市生まれ。名古屋工業大学電気工学科卒。在学中の81年に「帰郷」で星新一ショートショート・コンテスト優秀賞を受賞。就職後も執筆を続け、90年『僕の殺人』で長篇デビューし、作家専業となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • momi さん

    予想もつかない先が読めない作品でした。売れない作家の兄と人権派弁護士の弟…。最初はこの二人の確執の話かと思ってたら…出てきました「死の天使」弟の行方不明、球体関節人形、居酒屋の女将、自殺志願者を唆す女…あやしい登場人物たちに翻弄されながら進んでいきます。私は彼の秘密は途中で何となく気づいてしまったので驚きはなかったけど、人の命を操る「死の天使」が不気味で本当に怖かった…。この著者の他の作品も読んでみたい!

  • rio さん

    失踪した人権派弁護士の弟を捜索する作家の兄は、その途中自殺志願者に死をもたらす「死の天使」事件に遭遇し知らず事件に巻き込まれていくミステリー。弟の捜索という単調な作業の中に、人権派弁護士の思想や死の天使の存在がスパイスになって良い緊張感を出していました。表紙の絵について作中に解釈が出てきますが、登場人物によって解釈が異なり、後で表紙を見返したときどう感じるかもその時々で変わってくるところが面白かったです。物語の構成が上手い作品だと思いました。

  • tom さん

    序盤、何か起きてるんだ?と興味をそそられるも、中盤、自殺について云々にちょっと興を削がれる(色々考えた上で死にたい人は勝手に死ねば良いのでは、と思っているので)。この流れだと好みではないかなーと油断していたら!終盤、もう一度ぐっと引き寄せられました。これ狙って書いてたとしたらすごい。もしかしたら真逆の感想の人もいるかもしれないけど。

  • koguma さん

    初読み作家。人権派弁護士と呼ばれる弟の失踪を巡って兄である小説家が奔走する話で、表紙にも使われている「死の天使」という絵画が話のあちこちに登場する。どこか幻想的で、「死」について深く考えさせられる箇所が多い。最後まで飽きずに読めたかな〜

  • enmys07 さん

    大人の太田さん作品。 作品が収束していく様は、やっぱりうまいねぇ。

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人物・団体紹介

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太田忠司

1959年愛知県生まれ。名古屋工業大学卒業。81年、「帰郷」で「星新一ショートショート・コンテスト」優秀作を受賞。90年、長編ミステリー『僕の殺人』で作家デビュー。2004年、『黄金蝶ひとり』でうつのみやこども賞受賞。17年、『名古屋駅西喫茶ユトリロ』で日本ど真ん中書店大賞小説部門3位(本データはこ

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