禁断の魔術 文春文庫

東野圭吾

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167903770
ISBN 10 : 4167903776
フォーマット
出版社
発行年月
2015年06月
日本
追加情報
:
294p;16

内容詳細

ガリレオ最新長編、文庫オリジナルで登場!

姉を見殺しにされ天涯孤独となった青年。愛弟子の企てに気づいたとき、湯川がとった驚愕の行動とは。あの衝撃作が長編でよみがえる!

【著者紹介】
東野圭吾 : 1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒。エンジニアとして勤務しながら、85年、「放課後」で江戸川乱歩賞受賞。99年、「秘密」で日本推理作家協会賞受賞。2006年、「容疑者Xの献身」で直木三十五賞受賞。同書は本格ミステリ大賞、2005年度の「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」各第1位にも輝き、12年にはエドガー賞(MWA主催)候補作となった。同年、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」で中央公論文芸賞、13年に「夢幻花」で柴田錬三郎賞、14年に「祈りの幕が下りる時」で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

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ガリレオシリーズのなかではわりと、あっさ...

投稿日:2021/07/04 (日)

ガリレオシリーズのなかではわりと、あっさりしていてさらさらっと読みやすいけれど、ちょっと物足りなさを感じました。

AYA さん | 愛知県 | 不明

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他のガリレオ長編に比べてやや登場人物の掘...

投稿日:2021/04/10 (土)

他のガリレオ長編に比べてやや登場人物の掘り下げが浅い気がしますが、比較的感情豊かな湯川さんがみられて嬉しいような哀しいような気持ちになりました。

ゆべし さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tetchy さん

    本書に登場する古芝伸吾は東野氏が描いてきた法律では割り切れない現実に生き、犯罪に走らざるを得ない社会の犠牲者の1人だ。元は短編に加筆した作品だったがそこに内包されたメッセージ、とりわけ科学者とはどう生きるべきかという根源的な命題を刻み込んだ作品で中身は濃かった。そして今までは科学を悪用した相手に博識でトリックを看破してきた湯川だったが、今回初めて自身で授けた技術の悪用と愛すべき後輩に対峙した湯川の心境はいかばかりだったのか。この事件を経て湯川はさらに人間的な魅力を備えて我々の許に還ってくるに違いない。

  • Yunemo さん

    なんだか平坦のまま最後まで、という感覚で読了。そこに若干の物足りなさが残るのも事実。短編作に大幅加筆したとのことですが、最後まで新鮮な感覚というのも事実。湯川のより人間味を感じさせることが、強調させられてますね。いろいろな意味で、登場人物の人間性を隠し味にしてる、そんな気がして読了しました。伸吾、姉の秋穂、由里奈と善意の人間をきちんと表現してます。だから読了後に救われた想いになるのでしょう。科学技術とは、扱う人間の心次第、邪悪な人間にかかれば禁断の魔術となる。まさに本著が自身に訴えかけてること。これ真髄!

  • だんじろー さん

    いつもどおりの安定感。残念ながら、決して“最高のガリレオ”ではなかった。ステレオタイプの人物が多く、残念ながら目新しさが全く感じられなかった。代議士と伸吾の関係性についても、内面描写も含めもっと踏み込んで書いてくれたら、最後の場面もより効果的に映ったのではなかろうか。このまま映像化は、ちと厳しかろう。

  • 再び読書 さん

    「猛射つ」の加筆修正作品、レビューでも、この作品は長編とも捉えられると書いていた人が多く見られたが、本当に長編で復活とは少し驚いた。ただ、やはり当初の評判通り長編として、全く問題の無いレベルに仕上がっている。湯川節は健在だし、草薙、内海とのやりとりも鉄板の安定感がある。湯川が、森伊蔵や、オーパスワンとは、違和感を感じだが、面白く感じた。黒霧島だとまさに、福山雅治なので、すかし具合が心地良い。秋穂が何故大賀と不倫関係を持続させていたかが疑問に残る。「猛射つ」ほどこの大賀が腹立たしく感じないのは狙い?

  • kishikan さん

    あァァ・・・、またやってしまった。禁断の魔術もう単行本で読んでいたのに、文庫本も買ってしまった。それも読み始めは気がつかなくて、読んだ記憶があるなって思ってはいたのだけど、面白過ぎて気づくのが遅くなってしまったよ。というわけで再読。単行本は4つの中編集、その中の「猛射つ」を加筆・改稿したのが、本作品。そういえば1冊の本になったんだから、相当手が加えられているね。でもガリレオ8作目だけあって、いつもの湯川の科学に対する情熱とクールさだけでなく、感動のラスト、内海とのやりとりに湯川の人間らしさが際立っていた。

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人物・団体紹介

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東野圭吾

1958年大阪府生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒業。85年『放課後』で第三十一回江戸川乱歩賞を受賞。専業作家に。99年『秘密』で第五十二回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第百三十四回直木賞、第六回本格ミステリ大賞、12年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第七回中央公論文芸賞、13年『夢

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