侏儒の言葉 文春文庫

芥川龍之介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167901424
ISBN 10 : 4167901420
フォーマット
出版社
発行年月
2014年07月
日本
追加情報
:
251p;16

内容詳細

「わたしは不幸にも知っている。時には嘘による外は語られぬ真実もあることを」。短い警句に潜むユーモアと、厭世感。死の誘惑に囚われながらも、芥川は、「文藝春秋」創刊号から巻頭に連載していた『侏儒の言葉』を、『澄江堂雑記』『病中雑記』『追憶』と題を変え最期まで書き続けた。鬼才が遺した心に響く言葉。

目次 : 侏儒の言葉/ 侏儒の言葉 補遺(単行本未収録分)/ 澄江堂雑記/ 病中雑記/ 追憶

【著者紹介】
芥川龍之介 : 明治25(1892)年、東京に生れる。東京帝国大学在学中の大正5(1916)年、学友の菊池寛らと始めた第4次「新思潮」に発表の『鼻』が夏目漱石に激賞される。卒業後、海軍機関学校に奉職。のち大阪毎日新聞社社員となった。天性の作家といわれ、初めは王朝物、切支丹物、江戸時代物、明治開化期物など歴史小説がほとんどであったが、次第に現実生活を題材に、自己告白的な作品が多くなつた。精神的・肉体的な疲弊のなかで、昭和2(1927)年7月24日自殺した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    先日、ラジオ深夜便で頭木さんの「絶望名言集」で、芥川の作品からの言葉を解説していたので、再読しました。むかしは全集で読んでいたのですが、このように文庫にするとまた感じが異なります。むかしは知らなかったのですがこの箴言集は、「文藝春秋」の巻頭に連載されていたのですね。初めて知りました。表題作のほかにも随想録のような作品も収められています。そんなに暗くは感じませんでした。

  • momogaga さん

    小説とは違い、エッセイの気軽さが旅の供となった。芥川の晩年作と言う事もあり、作者の心情を思いながら読了。ただ、筒井康隆さんの解説に毒を感じれなかったのは、寂しかった。

  • 厩戸皇子そっくりおじさん・寺 さん

    表題作のみ再読。芥川龍之介が友人・菊池寛の『文藝春秋』に連載した箴言集風エッセイ。私が十代の頃、岩波文庫の『侏儒の言葉』は150円だった。当時『週刊少年ジャンプ』が170円。少年誌より安い文庫本を見つけて何だか嬉しくて購読したのを覚えている。今読むと青臭く感じる鋭さの数々。併録されているものの方が面白い。『澄江堂雑記』『病中雑記』(師匠漱石の友人・子規を誉めている)、『追憶』(これ好きだ)を読むと芥川の優しい一面を感じる。私はこんな短めの文章の集まりが好きだ。十代に読んだこの本の影響だと思う。

  • yumiha さん

    正論はうさんくさい。美辞麗句であればなおさら。そんな違和感をときほぐしてくれる、たっぷりの穿ちと若干のユーモアで。「侏儒の祈り」の「この春酒に酔い、この金るの歌を誦し、この好日を喜んでいれば不足のない侏儒」って、私のことだな。読みながら、『悪魔の辞典』(ビアス)を連想した。調べてみたら、『悪魔の辞典』をいちはやく日本に紹介したのが、芥川龍之介だった。古道具屋の踏み台だったのねん。「追憶」の幼年期少年期の芥川龍之介は、繊細で気弱などこにでもいる少年ちゅう感じで、意外に思った。

  • ぜんこう さん

    伊坂幸太郎さんの『チルドレン』の陣内君の推薦図書(?)なので読んでみた。慣れない文語体調(?)ということもあり、なかなか読み進まない。筒井康隆さんの解説から読めば、もうちょっと楽しめたかな。

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人物・団体紹介

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芥川龍之介

1892年東京生まれ。東大在学中に豊島与志雄や菊池寛らと第三次「新思潮」を発刊。1916年に発表した「鼻」が夏目漱石に激賞され、続く「芋粥」「手巾」も好評を博す。後年は厭世的人生観に拠った作品を手がけ、また小説の「筋」をめぐり谷崎潤一郎との文学論争に至った。1927年「ぼんやりした不安」から睡眠薬自

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