三年身籠る 文春文庫

唯野未歩子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167762018
ISBN 10 : 4167762013
フォーマット
出版社
発行年月
2009年01月
日本
追加情報
:
16cm,314p

内容詳細

冬子の身籠った赤ん坊は、十月十日を過ぎても生まれてこない。浮気ばかりしていた夫の徹は、子供の父親を疑い、奔放な妹の緑子と、その恋人で医者の卵である海くんは、協力という名の騒動を巻き起こす…。女優であり、本作の映画化で監督デビューも果たした著者の、静けさと笑いに満ちた処女小説。

【著者紹介】
唯野未歩子 : 1973年、東京生まれ。武蔵野美術短期大学、多摩美術大学を卒業後、女優、映像作家として活躍。2005年、初の長編劇映画「三年身籠る」の監督、脚本家としてデビュー。映画と並行して書かれた『三年身籠る』が作家としてもデビュー作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    静かでゆるやかな空気を感じました。妊娠してもなかなか生まれない子供。3年もの間身籠っていたのは、周りの人たちが受け止めることができなかったからではないかと思います。誰も本心では子供を望んでいなかったような気もします。緑子、徹は少しずつ変わっていくのに冬子だけは何も変わらないのに穏やかな狂気が孕んでいるのを感じました。現実と空想の狭間の曖昧な世界が心地よい。海くんが突然フェードアウトしたのは何故なのかが疑問です。

  • うえうえ さん

    アイデアとタイトル最高なのに、思ってたのと違った。短編で読みたかった。少女マンガみたい。子供がお腹の中で普通に成長しているのは何か違うと思った。

  • りちゃ さん

    何だこれ?といった読後感。そのまんま出てくるだけかい!まぁ、ある意味びっくりだ。正直、疲れた。情緒不安定な姉妹の話…としか言いようがない。

  • skellig@topsy-turvy さん

    ぐだぐだと言えばぐだぐだな、ダメ人間たちの喜劇。万事曖昧でぼうっとした主人公冬子は、赤子を3年も抱え込むことで少し自己がハッキリしていくように見える。実は一番得体の知れないのは人畜無害そうな彼女なのかも(冬子の怖さが煌めくワンシーンがあり、個人的にはそこで株が急上昇した)。奔放な妹緑子の、美しい1つの恋がぐずぐずに終わるエピソードは恋の儚さを見せていて良かった。

  • メイ&まー さん

    再読。手のかかったお料理と女たちの話し振りがすごくすき。女優さんとしての佇まいも好きだけど、彼女の本、いいなあととても思った。2度目読んでもやはりよかった。たまにすごくこの雰囲気に浸りたくなります。今回、彼女の監督映画の方も観てみました。正直、みる前は冬子に中島知子・・・!と思っていたけどこれはこれでよい冬子です。映画とこちらの本は同じ題材だけど全く違う味付けでおもしろい。彼女の他の作品も手に取ってみたいけど、これが好きすぎて他になかなか手を出せない。

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