スティーヴン・キング

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ジェラルドのゲーム 文春文庫

スティーヴン・キング

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167661175
ISBN 10 : 4167661179
フォーマット
出版社
発行年月
2002年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
二宮磬 ,  
追加情報
:
16cm,510p

内容詳細

季節はずれの山中の別荘。妻を緊縛してセックス遊戯にふけるはずだったジェラルドは急死、床に転がっている。バンザイの恰好で両手をベッドポストにつながれたまま取り残されたジェシーを、渇き、寒さ、妄想が襲う。そしてさまざまな“声”が彼女の思考に入りこんで…。ホラーの帝王・キングが描きだす究極の拘禁状態の恐怖。

【著者紹介】
スティーヴン・キング : 1947年、アメリカ、メイン州生れ。「シャイニング」「IT」などの傑作を次々に発表、ホラー小説というジャンルをメジャーに押し上げた

二宮磬 : 昭和20(1945)年、静岡県生まれ。慶応義塾大学法学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 散文の詞 さん

    思わぬ拘禁状態からどうやって抜け出すのか。 たったこれだけの話で、この長編。 びっくりの一言です。 まあ、多分、内面を書いたり妄想だったりというのがある程度は書かれているだろと思いましたが…。 しかも、後半、ある程度の形が見えてからも、なんだこれ?って感じで話が続きます。 う〜ん、どうなんでしょうね。 この後半部分や妄想なんかも省いた方がスッキリして読みやすかったかも。

  • Tetchy さん

    監禁物はキング作品のジャンルの1つだが、本書は夫婦が別荘で拘束プレイに興じていると夫が心臓発作で亡くなり、一人ベッドに手錠につながれた状態になる妻の話だ。これだけのシチュエーションでなんと約500ページを費やして妻の必死の脱出劇を語る。極限状態の中でしばしば挿入される主人公の妄想なども踏まえると本書のテーマは大きく2つになろうか。過去に思いを馳せることでその中に窮地を脱するヒントがあるということ。そして1人部屋にいると誰かがいるのではないかと感じる恐怖。しかしよくこんなことを小説にしようとしたものだ。

  • みや さん

    緊縛プレイ中に夫が急死し、裸のまま手錠でベッドに繋がれた妻が飢えや妄想に苦しむスリラー。面白すぎる設定に興味をそそられて読み始めたが、心理描写を徹底追及した作品で低俗さは無く、いまいち浸りきれないままに終わってしまった。痛みや苦しみ、恐怖の描写は臨場感と緊迫感があり、この体勢を経験したことがある女性にしか書けないと思うほどに生々しい。しかしながら、過去の回想と現在の状況が上手く繋がらず、心の声も意図を掴めないことが多く、結末も突拍子がなくて、私の理解力では面白さが分からなかった。グロがあったのは嬉しい。

  • テツ さん

    性的なプレイの一環として夫のジェラルドに手錠でベッドに拘束されたジェシー。しかし夫は心臓発作で急死してしまい、残されたジェシーの必死の脱出劇が始まる……。マジでこれだけ。これだけの話なのに、動けない状態での飢えや渇き、ジェシーの吐露する現在や過去への鬱屈とした想いや、独り暗闇の中でトラウマと対峙することを想像すると身の毛がよだつ。こんなシチュエーションを500頁以上の物語へと昇華するのはさすがキング。ただのサスペンスとグロだけではなく、これはジェシーの怒りと自立のための戦いの物語でもある。

  • Small World さん

    いやー、やっぱりキングの筆力はすごいですね。大半がベッドに縛りつけられた状態で、これだけものが書けるなんて! キング以外には考えられないw。ミザリー以上の極限状態で、最初こそ退屈(主人公が動けませんからw)ですが、段々と怪しい気配が……みたいな。キャッスルロックのことも、ちらりと触れられているのに敏感に反応してしまうあたり、私も立派なキングファン!という感じがしました。

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スティーヴン・キング

1947年、アメリカ、メイン州ポートランド生まれ。英語教師のかたわら小説の執筆をつづけ、1974年『キャリー』で作家デビュー。専業小説家となってベストセラーを連発し、「モダン・ホラー」の旗手となる。以来50冊以上の本を出版し、ブラム・ストーカー賞、世界幻想文学大賞、エドガー賞、米国ナショナル・ブック

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