周恩来秘録 党機密文書は語る 下 文春文庫

高文謙

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167651695
ISBN 10 : 4167651696
フォーマット
出版社
発行年月
2010年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,424,19p

内容詳細

毛沢東と周恩来の関係は、革命家としての友情と信頼に結ばれていたとされてきた。しかし実際には毛は、総理として着々と成果を上げ、国民的人気も高い周に最後まで猜疑心を抱き続け、蹴落とそうとしていた。嫉妬に狂った最高権力者のもとで周はどのように生き延びようとしたのか。極秘資料から明らかにする。

目次 : 第6章 林彪の死、この致命的な一撃(「批陳射林」の手配/ 顧みられぬ緩衝材 ほか)/ 第7章 難局を切り抜けられず(周恩来は林彪の死になぜ号泣したのか?/ 毛、病中の権力委譲を後悔 ほか)/ 第8章 「ニクソン訪中」の波紋(米国と結んでソ連を叩く/ 何事も初めが難しい ほか)/ 第9章 儒家批判 周打倒の声のなかで(批林批孔運動/ 政治危機と戦う ほか)/ 第10章 周恩来の死 毛沢東時代の終焉(理論的誤謬に攻撃転換/ 暗雲立ち込める日々 ほか)

【著者紹介】
高文謙 : 1953年北京生まれ。80年代から十数年にわたり中国共産党中央文献研究室に勤務。周恩来生涯研究小組組長を務めた。89年の天安門事件をきっかけに渡米。07年、『周恩来秘録―党機密文書は語る』により第19回アジア・太平洋賞大賞受賞

上村幸治 : 1958年鹿児島県生まれ。毎日新聞記者時代の89年、天安門事件を取材。以降ニューヨーク支局長、中国総局長などを歴任した。現・獨協大学国際教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • fseigojp さん

    ひたすら忍従の後半生、文革も乗り切る

  • dexter4620 さん

    苦労の連続だった周恩来の生涯も終焉。最後まで悩まされつつ、周りに配慮し、自身の名声を貶めないよう努力した。次は『ケ小平秘録』を読み進めたい。中国の名宰相と共産党の怖さを知る事ができた名作だった。

  • 鈴木貴博 さん

    下巻。林彪事件、米国との関係改善、批林批孔、周恩来の死、そして後日譚。文化大革命後期の凄まじい権力闘争の中での周恩来・毛沢東の関係を描く。中国現代史と文化大革命の時代、周・毛の関係に理解が深まるとともに、広く人間関係や組織などについても考えさせられることが多い。

  • Roy さん

    下巻では文化大革命の、周恩来の死まで。毛沢東が如何に党のナンバー2を警戒していたか、死後の批判を恐れていたのかなど、その観点で周恩来を追い落とす必要を感じる一方で、混乱期を支える実務家が彼しかいないという点など様々な要素で葛藤する様が生々しい。また、周恩来が晒された批判の数々、権力闘争の凄まじさを感じた一冊。また、ケ小平の「文化大革命の被害を抑えたが、一方で文化大革命を長引かせた」という評価が深く印象に残った。

  • suisui さん

    こんなにも凄まじい経験を乗り越えなければ歴史に名を残せないのか?それとも乗り越えてきたからこそなのか…。普通な人生でいいや。

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