がん治療で殺されない七つの秘訣 文春新書

近藤誠 (医師)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166609130
ISBN 10 : 4166609130
フォーマット
出版社
発行年月
2013年04月
日本
追加情報
:
241p;18

内容詳細

無理矢理がんを見つけて手術や抗がん剤治療を行い、患者の寿命を縮めている日本のがん治療。「早期発見・早期治療が鉄則」はすべて誤り。「無治療が最高の延命策」「検査を受けないのが最良の健康法」などの目からウロコの秘訣を伝授する。Q&Aによるがん相談室。

目次 : 第1章 中村勘三郎さんのがん治療への疑問(全摘術は妥当だったのか/ 肺炎はなぜ起こったのか/ 放射線のほうがベター/ ARDSの原因は誤嚥)/ 第2章 まずはがんを理解すべし(がんは放っておいても痛まない/ がんを手術したらどうなる?/ 抗がん剤治療を受けたらどうなる?ニセモノのがん「がんもどき」)/ 第3章 がんをどうすべきか?(検診/ 放置療法/ 放射線治療/ 手術/ 抗がん剤/ 代替療法/ 終末期医療)/ 第4章 「先進医療」はカネの無駄(粒子線療法のまやかし/ 免疫療法は詐欺商法)/ 第5章 がん治療で殺されない七つの秘訣(手術医と抗がん剤治療医を信じてはいけない/ 「余命三ヶ月」はありえない/ 治療法には必ず選択肢がある/ 無治療が最高の延命策/ セカンドオピニオンは違う病院の別の診療科を訪ねる/ 検査を受けないのが最良の健康法/ がんとの共生をモットーにしよう)

【著者紹介】
近藤誠 (医師) : 1948年生まれ。73年、慶應義塾大学医学部卒業。同年、同大学医学部放射線科入局。79〜80年、米国へ留学。83年より同大学医学部放射線科講師。がんの放射線治療を専門とし、乳房温存療法のパイオニアとして知られる。患者本位の治療を実現するために、医療の情報公開を積極的にすすめる。2012年第60回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • M さん

    抗がん剤はがん細胞を殺すと同時に正常細胞も殺す。そのため生命維持に関わる重要臓器がダメージを食らい死に至る(構造激似のため、がん細胞だけに効く薬の開発は不可能)。また、がんの摘出手術をすることで、切除箇所ががんの好環境となりがん増殖(再発・転移)の要因となる。例外のがんや病状や個性人それぞれで一概に言えないとはいえ、医師の言いなりで安易に治療していくことは、体の機能を矢鱈に損なわれることでQOL(生活の質)を低下させ、寿命を縮めることに繋がる。利益主義、実績目当ての医師もいる。自分の頭で考えることが大事。

  • sas さん

    著者の本は何冊も読んでいるので新たな発見はあまりなかったが、改めてその主張に納得した。あんなに元気そうだった「中村勘三郎さんが術後4ヶ月で亡くなってしまったのはなぜか? 」に興味がある人、タイトル通り、がん治療で殺されないことを望む人は読んだほうが良い。手術、抗がん剤、早期発見が大事だと思っている人は、その常識がひっくり返ることだろう。今のがん治療の非常識に愕然とする。3人に1人が癌で死ぬ時代なのに、癌のことを勉強している人は少ない。自分に関係ないと思っていると、取り返しのつかないことになる。

  • チョコモカ さん

    近藤先生の本は何冊目だろうか?読めば読むほど、日本の常識って何だろうか?と、驚く。自分自身の乳ガン検診からの諸々の検査の経験から、とても腑に落ちたし納得出来るものでした。一般庶民に施される治療や、もちろん勘九郎さんの受けた治療は、日本では一般的なものと思われます。しかし、昭和天皇に施されたのは、一般的では無かったという事実。もちろん、先生の考えるベストの選択とは言えませんが、術後直ぐに亡くなるのだけは避ける為に、臓器を丸ごと摘出する手術は避けた…いや、一般庶民もただガン部位を取るだけの手術はダメでしょう!

  • むっちょむ さん

    友人の病気をきっかけに読んでみました。 生死に関わることですら商売になってしまうえげつなさ。 その中で、業界に喧嘩をするような告発をした著者は、勇気あると思います。 とは言え、もし、今私がガンの告知を受けたとしてこの本を読んでいても、放置すること出来るかな。。主治医とか家族に手術を勧められれば悩むと思うし、免疫療法もお金腹\払ちゃうと思う。。いろんな情報があるからどれが本当の情報かなんて素人のは分からないモン。。とにかく自分が家族を守るため、情報は武器になると思う。近藤さんの本、もっと読んでみたい。

  • 金平糖 さん

    固形がんが対象。著者の本は三冊目だが、主張に揺らぎはない。医学に疎くても(確かに!)と思うことばかり。がん細胞は自分の細胞だから正常細胞と共に殺す抗がん剤など存在しない。正常細胞と同じ遺伝子セットを持っているから免疫療法も然り。がんで体力が奪われている人に、(全摘出)手術したり、毒性である抗がん剤を投与したらどうなるか想像に難くない。体が楽な方法が一番の延命。いずれも、ごもっとも。がんを発見しても無治療が最高の延命策であるから、発見しないのが一番。宿り主たる本人を滅ぼしては元も子もない。自分で考えるべき。

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近藤誠 (医師)

1948年10月24日生まれ。2022年8月13日逝去。1973年慶應義塾大学医学部卒業後、同医学部放射線科に入局。79〜80年、アメリカへ留学。83年から同放射線科講師を務める。96年に刊行した『患者よ、がんと闘うな』(文藝春秋)で抗がん剤の副作用や、拡大手術などがん治療の問題を率直に指摘し、医療

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