六十一歳の大学生、父野口冨士男の遺した一万枚の日記に挑む 文春新書

平井一麥

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166606641
ISBN 10 : 4166606646
フォーマット
出版社
発行年月
2008年10月
日本
追加情報
:
18cm,302p

内容詳細

会社員人生を卒業した後に、何をやるか。著者が選んだのは、父の膨大な日記をパソコンに入力し、父と母の人生を理解することだった。61歳の大学生が、父、野口冨士男の遺した1万枚の日記に挑む。

【著者紹介】
平井一麥 : 1940(昭和15)年、東京生まれ。父は作家の野口冨士男(本姓平井)。64年慶應義塾大学法学部法律学科卒。京成電鉄入社。78年東京ディズニーランドを建設・運営しているオリエンタルランド社に出向、オープンにたずさわる。2002年3月にサラリーマン生活をおえ、4月、慶應義塾大学文学部社会学専攻に学士入学、卒論として作成した「近現代日本女性史年表」が紀要『哲学』に掲載され、指導教授平野敏政先生のすすめで、大学院で研究をつづける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kuukazoo さん

    私小説作家の野口冨士男の遺した厖大な日記(途中4年ほど中断あるが昭和8年から平成8年の死去寸前まで)を一人息子の著者がパソコンに打ち込む作業の中、自身の歩みや回想も交えながら家族について、父親の文壇での交友について書いた本。戦後の生活苦、書けないスランプ状態、自身の体調不良と子供の病気…こんな悲惨な状況の中でも書くことに執着というか「書くことやめたら死ぬしかない」というぎりぎりを生き抜いてきた作家の姿に心震える。文学史的にも興味深く、読みたい作家がまた増えた。

  • ふう さん

    昭和、平成の時代を生きた小説家の家族史。作家の息子さんが、ビジネスマン人生をリタイアしてから、大学生として父親の膨大な日記をまとめる学究生活のなかからでてきた本。 親子の血か。作家の作品にかける執念、小説家の創作に対する意志の力を強烈に感じさせる本。小説家・野口冨士男のものを読みたくなる。 2016年は読書冊数を伸ばそうと新書を積極的に読む計画。最初っからこんないい本にあたると新書あさりが楽しくなってくる。

  • kokada_jnet さん

    野口冨士男の一人息子の著者が、サラリーマンを退職後、母校に学士入学。父が遺した日記を整理し始める。そのうち、栄養失調で復員した1945年から、93年の死去直前まで。日記の要点を注釈いりでセレクト。その大半は貧乏・病気・スランプとの苦しみ。

  • yoyogi kazuo さん

    野口冨士男「海軍日記」の続編として、作家が亡くなるまでの生涯がその日記とともに身内の視点で語られる。日記全体の刊行が待たれる。それにしても「秋声伝」の野間文芸賞受賞を妨害したのは誰なんだろう。

  • 寛理 さん

    こういうタイトルで、著者自身のエピソードも書いてあるが、実質的な野口冨士男伝。野口の小説と合わせて読むと楽しめる。

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平井一麥

野口冨士男(本名・平井冨士男)の長男。昭和15年、東京生まれ。慶應義塾大学法学部卒業、会社退職後、61歳で同大文学部に学士入学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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