基本情報
内容詳細
まだ歌える歌がある、人間たちの彼方に。コロナ禍のベルリン。若き研究者のパトリックはカフェで、ツェランを愛読する謎めいた中国系の男性に出会う。“死のフーガ”“糸の太陽たち”“子牛線”…2人は想像力を駆使しながらその詩の世界に接近していく。世界文学の旗手とツェラン研究の第一人者による「注釈付き翻訳小説」。
【著者紹介】
多和田葉子 : 1960年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。ハンブルク大学修士課程修了。チューリッヒ大学博士課程修了。82年よりドイツに在住。91年『かかとを失くして』で群像新人文学賞、93年『犬婿入り』で芥川賞、2000年『ヒナギクのお茶の場合』で泉鏡花文学賞、02年『球形時間』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、03年『容疑者の夜行列車』で伊藤整文学賞、谷崎潤一郎賞、05年ゲーテ・メダル、11年『尼僧とキューピッドの弓』で紫式部文学賞、『雪の練習生』で野間文芸賞、13年『雲をつかむ話』で読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。2016年にドイツのクライスト賞、18年『献灯使』で全米図書賞翻訳文学部門、20年朝日賞など受賞多数
関口裕昭 : 1964年大阪府生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程単位取得。文学博士(京都大学)。現在、明治大学教授。専門は近現代ドイツ抒情詩、ドイツ・ユダヤ文学、比較文学。著書に『パウル・ツェランへの旅』(郁文堂、2006年、オーウトリア文学会賞)、『評伝 パウル・ツェラン』(慶應義塾大学出版会、2007年、小野十三郎賞記念特別賞)、『パウル・ツェランとユダヤの傷―“間テクスト性”研究』(慶應義塾大学出版会、2011年、連合駿台会学術賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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アキ さん
読了日:2023/02/02
buchipanda3 さん
読了日:2023/12/20
どんぐり さん
読了日:2024/03/01
まちゃ さん
読了日:2023/02/15
榊原 香織 さん
読了日:2023/07/07
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人物・団体紹介
多和田葉子
1960年東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業、ハンブルク大学修士課程修了、チューリッヒ大学博士課程修了。日本語とドイツ語で作品を手がける。93年『犬婿入り』で芥川賞、2000年『ヒナギクのお茶の場合』で泉鏡花文学賞、03年『容疑者の夜行列車』で伊藤整文学賞、谷崎潤一郎賞、05年ゲーテ・メダル、11年
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