踏切の幽霊

高野和明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163916330
ISBN 10 : 4163916334
フォーマット
出版社
発行年月
2022年12月
日本
追加情報
:
296p;20

内容詳細

マスコミには、決して書けないことがある―都会の片隅にある踏切で撮影された、一枚の心霊写真。同じ踏切では、列車の非常停止が相次いでいた。雑誌記者の松田は、読者からの投稿をもとに心霊ネタの取材に乗り出すが、やがて彼の調査は幽霊事件にまつわる思わぬ真実に辿り着く。1994年冬、東京・下北沢で起こった怪異の全貌を描き、読む者に慄くような感動をもたらす幽霊小説の決定版!

【著者紹介】
高野和明 : 1964年生まれ。映画監督・岡本喜八氏に師事し、映画・テレビの撮影スタッフを経て脚本家、小説家に。2001年『13階段』で江戸川乱歩賞を、2011年の『ジェノサイド』で山田風太郎賞と日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    11年ぶりの高野 和明の新作です。本書は、哀しく切ない女性のゴーストストーリーでした。昨年読んでいたら2022年のBEST20にランクインしていた筈です。ちょっとの差で残念。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163916330

  • 青乃108号 さん

    最愛の妻を病気で失い、失意のどん底の雑誌記者。彼が担当する婦人雑誌に投稿された、ある踏み切りで撮影された一枚の心霊写真から全ては始まった。写真に映った霊は実は踏み切り近くで殺された女のものだとわかり、記者は女の過去を追う。やがて明らかになる、あまりに悲しい女の過去。記者は女の義憤を晴らすべく行動を開始するが。「死」が「無」ではない、我々の世界と繋がったものであると感じられ、怖いながらもどこか心が安らかになるような、不思議な読後感の本だった。高野和明の本をもっと読みたい。書き続けて欲しいと心から思う。 .

  • うっちー さん

    最高傑作のジェノサイドから、待つこと11年。ジェノサイドを超えることはなかったが、それなりには。次回作こそは

  • きよかつ さん

    幽霊譚、でも面白い。笑えない子供、人間ってどんだけ苦しい事か。その無念を多少なりとも晴らせたんだろうか。松田氏には共感出来るし、大切な人の存在はとっても貴重な事とあらためて感じさせられました。

  • タツ フカガワ さん

    下北沢三号踏切で撮影された若い女性の霊。この踏切近くでは1年前に女性が殺されていて、犯人は逮捕されたものの、女性の身元はいまだ不明。妻を亡くし仕事に熱意を失った雑誌の契約記者松田が担当するこの幽霊企画は、やがて女性の身元探しになり、驚く展開になっていく。『ジェノサイド』から11年ぶりの新作、いやあ面白かった。「信じる,信じないといった知性の働きとは別に、人間の根源的な部分には、超自然の怪異を怖れる本能が潜んでいるよう」とは本書のなかの一文ですが、怪異の中に愛と悲しみを目一杯盛り込んだ面白本でした。

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高野和明

1964年生まれ。映画監督・岡本喜八氏に師事し、映画・テレビの撮影スタッフを経て脚本家、小説家に。2001年『13階段』で江戸川乱歩賞を、2011年の『ジェノサイド』で山田風太郎賞と日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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