基本情報
内容詳細
父の身体には、たくさんの銃弾が残した傷がある―。エドガー賞最優秀長編賞最終候補。みずみずしい感動を呼ぶ傑作ミステリー。12歳の少女ルーは、父とともに亡き母の故郷に移り住んだ。それまでは父とふたり、各地を転々としながら暮らしてきたが、娘に真っ当な暮らしをさせようと、父サミュエルは漁師として働くことを決めたのだ。しかし母方の祖母は父娘に会おうとしない。母はなぜ死んだのか。自分が生まれる前、両親はどんなふうに生きてきたのか。父の身体に刻まれた弾傷はどうしてできたのか。真相は彼女が考える以上に重く、その因縁が父娘に忍び寄りつつあった…。ティーンとしていじめや恋愛を経験して成長してゆくルーの物語と、サミュエルを撃った弾丸にまつわる過去の断章を交互に語り、緊迫のクライム・サスペンスと雄大なロード・ノヴェル、鮮烈な青春小説と美しい自然の物語を完璧に融合させ、全米各紙誌の絶賛を浴びた傑作。
【著者紹介】
ハンナ・ティンティ : アメリカ、マサチューセッツ州セーラムに育つ。書店や出版社、文芸エージェンシーなどに勤務、2002年に文芸誌One Storyを創刊、14年にわたり編集長を務める。2005年、短編集ANIMAL CRACKERSで作家デビュー。同書はPEN/ヘミングウェイ賞の次点となるなど、高い評価を受ける。2009年の第1長編THE GOOD THIEFも全米図書館協会のアレックス賞ほか多数の文学賞を受賞。『父を撃った12の銃弾』は第2長編で、アメリカ探偵作家クラブがその年のもっとも優れた長編ミステリーに与えるエドガー賞最優秀長編賞の候補となり、現在、映像化が検討されている。ニューヨーク大学やコロンビア大学などでライティングの講師を務めた経験を持つ。ブルックリン在住
松本剛史 : 1959(昭和34)年、和歌山県生まれ。東京大学文学部卒業。英米文学翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ちょろこ さん
読了日:2021/07/09
遥かなる想い さん
読了日:2021/12/15
アン さん
読了日:2021/06/01
のぶ さん
読了日:2021/04/28
R さん
読了日:2021/08/16
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人物・団体紹介
ハンナ・ティンティ
マサチューセッツ州セーラムで育つ。書店や出版社、文芸エージェンシーに勤務し、2002年に文芸誌One Storyを創刊、14年にわたり編集長を務める。05年、短編集ANIMAL CRACKERSで作家デビュー。09年に発表した二作目THE GOOD THIEFで全米図書館協会のアレックス賞ほか多数の
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