フテンマ戦記 基地返還が迷走し続ける本当の理由

小川和久

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163911816
ISBN 10 : 4163911812
フォーマット
出版社
発行年月
2020年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
367p;20

内容詳細

民間人の立場で普天間基地返還問題に関わった軍事アナリストの回想。誰が泥沼に陥らせたか、なぜ辺野古案は使いものにならないか―。合意から24年間の手帳、メモ、資料をもとにすべてを明かす。

目次 : はじめに なぜ普天間返還は進まないのか?/ 序章 チャンスは4回あった/ 第1章 迷走への序曲―自民党本部1996/ 第2章 小渕官邸1998〜2000/ 第3章 小泉・安倍・福田・麻生官邸2001〜2009/ 第4章 鳩山官邸2009〜2010「トラスト・ミー」の陰で/ 第5章 沖縄クエスチョン1999〜2011/ 第6章 鳩山だけが普天間を迷走させたのか?2010〜2019/ あとがき 信頼を回復する道

【著者紹介】
小川和久 : 静岡県立大学特任教授、軍事アナリスト。1945年12月、熊本県生まれ。陸上自衛隊生徒教育隊・航空学校修了。同志社大学神学部中退。地方新聞記者、週刊誌記者などを経て、日本初の軍事アナリストとして独立。外交・安全保障・危機管理(防災、テロ対策、重要インフラ防護など)の分野で政府の政策立案に関わり、国家安全保障に関する官邸機能強化会議議員、総務省消防庁消防審議会委員、内閣官房危機管理研究会主査などを歴任。小渕内閣ではドクター・ヘリ実現に中心的役割を果たした。2012年4月から、静岡県立大学特任教授として静岡県の危機管理体制の改善に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Kazuya Nakagawa さん

    本当の理由と書いてるが、本当の理由が何かわからない。 もう誰にも分からないのでは。

  • 古本虫がさまよう さん

    冒頭、著者は、自分自身は「政治家でも官僚でもない」「アウトサイダーのような存在である」と自己紹介しているが、「小泉、鳩山両政権で首相補佐官に就任することを求められた」こともあったという。陸上自衛隊生徒教育隊・航空学校出身の軍事評論家というか軍事アナリストならではの緻密な視点から、この沖縄問題を捉えている。ともあれ、当然、僕には普天間基地移転問題も「地理的」にもよくは分からないが、ヘノコ移転はコスパが悪いとの指摘もあり。なるほどと。もっといい移転先があるではないかとの指摘もあり。

  • B型が苦手 さん

    普天間基地の移転に約20年に渡って携わってきた方の回想録です。著者の立場から見えていた風景を、しっかりとした記録に基づいて記録しています。佐藤優さんや今も存命中の方も含めて、振る舞いや評価をしてくれているので参考になります。本書のテーマである基地の移転については、何が正しいのか分かりませんが、国家予算と利権があるべき目的から乖離させているように感じました。関係者が多いほど、多面的になりすぎて、迷走し続ける事例なのでしょう。

  • Jun Masuno さん

    以前テレビでよく見かけた小川さんの記録 普天間基地返還にまつまる始まりから、現在までのお話し 軍事のことが理解出来ていない人間通しが話し合い、現場ニーズとは別の次元での結論ありきの交渉 またそれにより、そもそもの実現可能性が低い場所での建設、通常の商取引では考えられない価格に跳ね上がり 沖縄の闇についても触れられた作品 筆者が提案する、当初からの既存基地利用案が採用されれば良いのでしょうけど 様々な思いや利権が絡む問題なので

  • Masayuki Shimura さん

    【普天間問題は外交・安全保障問題にとどまらず、病める日本の諸症状を浮き彫りにしている】(文中より引用)・・・・・これは2020年のトップテンに間違いなく入ってくる作品。普天間問題を政府の内側と外側の両方から観察した数少ない人物の証言として一級の価値を持っているのではないかと思います。複雑になってしまった問題の経緯を改めて知る上でもオススメです。

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