スティーヴン・キング

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眠れる美女たち 上

スティーヴン・キング

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163911564
ISBN 10 : 4163911561
フォーマット
出版社
発行年月
2020年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
469p;20

内容詳細

 その疫病は、女だけを眠りにつかせる。
 そして町には男たちだけが残される。

 女子刑務所のある小さな町、ドゥーリング。平穏な田舎町で凶悪事件が発生した。山間部の麻薬密売所を謎の女が襲撃、殺人を犯したのちに火を放ったのだ。女はほどなくして逮捕され、拘置のために刑務所に移送される。彼女の名はイーヴィ。世界を奇妙な疫病が襲いはじめたのはこの頃だった。

 それは女たちだけに災いする「病」――ひとたび眠りにつくと、女たちは奇妙な繭状の物質に覆われ、目を覚まさなくなったのだ。繭を破って目覚めさせられた女たちは何かに憑かれたかのように暴力的な反応をみせることも判明する。世界中の女たちが睡魔に敗れるなか、謎の女イーヴィだけが眠りから逃れられているようだった。

 静かな町にパニックの空気が満たされはじめる。睡魔にうち勝とうとする女たち。取り残され不安に蝕まれる男たち。やがて町にふりかかるカタストロフィは、まだ水平線の向こうにある!

 巨匠スティーヴン・キングが、作家である息子オーウェンとコンビを組んで放った、圧倒的パンデミック・ホラー巨編。まさにキング印の物語の大波が、読者を巻き込んで怒濤をなす!

【著者紹介】
スティーヴン・キング : 1947年、アメリカ、メイン州生まれ。1974年に『キャリー』で作家デビュー。恐怖小説をアクチュアルな現代小説に再生した「モダン・ホラー」の巨匠。ブラム・ストーカー賞、世界幻想文学大賞、エドガー賞など多数の賞を受賞。『スタンド・バイ・ミー』『ショーシャンクの空に』など多数の作品が映像化されている

オーウェン・キング : 1977年、アメリカ、メイン州生まれ。ハイスクール時代から執筆を開始し、2005年、中短編集We’re All in This Togetherで作家デビュー。同書はアンソニー・ドーアから賛辞を受けた。2013年に第一長編Double Featureを発表。スティーヴン・キングの次男であり、兄も作家のジョー・ヒル

白石朗 : 1959年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    スティーヴン・キングは数十年に渡って読んでいる作家の一人です。本書は、次男オーウェンと初コンビを組んだ作品です。上巻は二段組、500頁弱ですが、一気読みしました。オーロラ病は、新型コロナウィルス感染症よりも厄介そうです。続いて下巻へ。トータルの感想は下巻読了後に。

  • nuit@積読消化中 さん

    な、長い…、そしていつにも増してお下劣満載なキング親子。ようやっと物語の半分まで辿り着いたという感じなんだけど、なんだろ?中々お話が進まない。。。これ、下巻に入ったらジェットコースターとはいかんかな?余談ですが、受刑者のひとりが眠らないためにホラー小説作家本を薦めるんだけど、それがピーター・ストラウブ、クライヴ・バーカー、そして最後に長男のジョー・ヒルを添えるところに家族愛を感じました。ひとまず下巻に進みます!

  • オーウェン さん

    キングが息子と共作という形を取った新作。眠りについてしまうと目を覚まさなくなる奇妙な病がアメリカに。しかもそれは女性だけ。無理に起こせば、弾かれたような暴力を振舞おうとしてしまう。キングの「アンダー・ザ・ドーム」のように、隔離されたような世界観が出来上がる。パニックに怯える人や立ち向かう人など、多くの人間の選択肢がその都度出てくる。パニックはどうしたって暴動という行為に走っていくが、それがトランプ前大統領の時代と対比されており、今のコロナ時代を予見したかのような先見性。下巻でどう収束をつけるのだろう。

  • トムトム さん

    キングが好きすぎて読みたいのに読むのが怖い。ちゃんと面白いかなぁ。老いてないかなぁ。息子との共著だけど大丈夫かなぁ、ドキドキ。とりあえず上巻を読みましたが問題なし、ちゃんと面白い!世界中の女性が眠ると起きなくなる。無理やり起こすと獣のように暴れ出す。眠らないために頑張る女性たち。この現象はなんなのだ!?私だったらペットの世話を甥に頼んで、何も気にせず「じゃ!」と眠ってしまいそうです。寝るの大好き。眠いのを我慢するぐらいなら永眠でも構わないわ♪ちょっとだけアンダーザドームとセルを思い出します。

  • あさうみ さん

    めちゃくちゃ面白いぞー!!2段組フォント小さめ上下巻で最初「ひぇッ」て思ったけど、むしろご褒美だった。女たちが謎の疫病で眠りにつく。その眠りを妨げると凶暴化して殺される可能性も…パニックホラー的な人間のいやらしさがじわじわ染みでる。この渦中で人は理性を保てるのか。絆は保たれるのか。下巻へ!

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スティーヴン・キング

1947年、アメリカ、メイン州生まれ。高校教師を経て、1974年『キャリー』で作家デビュー。代表作に『シャイニング』『ザ・スタンド』『IT』『11/22/63』などがある。初のミステリー作品である『ミスター・メルセデス』でエドガー賞最優秀長編賞を受賞

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