まよなかの青空

谷瑞恵

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163909615
ISBN 10 : 4163909613
フォーマット
出版社
発行年月
2019年01月
日本
追加情報
:
354p;19

内容詳細

今年33歳になる竹宮ひかるは、結婚を前提に交際していた相手の母親から、手切れ金と共に息子と別れるよう言い渡される。幼い頃から母に束縛され、上京してきてからも人生が思い通りにいかない。そんな時、亡くなった父から、一通の封筒が届く。そこには携帯の番号と「開けるヒント」という言葉が書かれていた。その番号の相手は、ひかると高校時代に孤独を分け合い、いまも孤独の只中にいる達郎だった。再会した二人は、修学旅行で乗った特別列車「あおぞら号」にいた、幸運をもたらすと伝えられている「ソラさん」を思い出す。彼を見つけることが、いまの人生を変えるきっかけになるのではないかと思い、二人の「ソラさん」を探す旅が始まる。

【著者紹介】
谷瑞恵 : 三重県生まれ。1997年『パラダイスルネッサンス―楽園再生』でロマン大賞佳作入選し、デビュー。以降、集英社コバルト文庫やオレンジ文庫を中心に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • みかん🍊 さん

    近畿、中部圏の人なら遠足や修学旅行で一度は乗った事のある近鉄の団体専用列車「あおぞら号」で「ソラさん」に会うと幸運をもたらすという都市伝説、彼に会えば人生を変えられるかもと再会したひかりと達郎の幼馴染の二人は探し始める、一つの間違いが不幸を呼び後悔だらけの人生を歩んでしまう同級生たち、子どもを自分の所有物とし思い通りにしようと束縛する母親を見限ることができないひかり、重い背景だったが色々繋がって過去に向き合い再生しようとする姿に希望が持てて良かった。この都市伝説は知らないがあおぞら号は懐かしかった。

  • 凛 さん

    貸切列車あおぞら号で「ソラさん」に会えると願いが叶うという。母親に精神的に束縛されているひかるとブラック企業に勤めている達郎を中心に、どこか過去に縛られ、後悔しながら生きている大人たちが、あおぞら号の「ソラさん」を探すことで前を向いていこうとする再生物語。素敵な表紙からは想像もできないくらい彼らの抱えているものがとにかく重くて、読んでいて苦しくなってくる。特に毒親と呼んでいいだろうひかるの母親の存在が辛い。けれど、少しずつ絡まり合った過去が解けていって、この先の希望を感じさせるラストだったのは良かったな。

  • ゆみねこ さん

    修学旅行で乗った特別列車「あおぞら号」、幸運をもたらす「ソラさん」。彼を探すことで過去に向き合う大人たち。中々重苦しい展開で辛い部分もあったけれど、希望の見えるラストで良かったです。

  • yanae さん

    谷さんの長編小説。今まで読んでいたものとは少し色合いの違う一冊でした。心に傷をもつ登場人物たち。子供のころ乗った電車「あおぞら号」に出ると言われていた「ソラさん」。「ソラさん」にもらった寄木細工の箱を開けられたら願いが叶う。都市伝説のようだけど、大人になった登場人物たちがソラさんを探しにいく。それぞれの境遇や過去が辛くてちょっと読み進めるのが辛かったかな。最後はいろんなことがつながっていってびっくり。それぞれが希望を持って前を向けたので、ほっとしました。感想がちょっと難しい((+_+))

  • 佳蓮★道央民 さん

    ★★★★★★★七つ星✨初読み作家さんだったけど、めっちゃ良い作品でした✨人は、傷付けたり、傷付けられたり、それを繰り返して強くなるんだって読んでて思いました。私だったら、もうソラさんに会ってたのかな?じゃないと今の人生がこんなに幸せだから。ソラさんは神様だね✨私にとって、ソラさんはもういつの間にか出会ってたのかもね。だから、私も今の恐らく最後の彼氏に出会えたんだと思う。親との仲が良くなくても、パートナーが居ればそれで良いんだって思いました。読んで良かった。ありがとうございましたm(*_ _)m

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

谷瑞恵

三重県生れ。三重大学卒業。1997年、『パラダイス ルネッサンス―楽園再生』で集英社ロマン大賞に佳作入選しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

谷瑞恵に関連するトピックス

  • シリーズ第3弾『ふれあいサンドイッチ』 「思い出のとき修理します」の著者が贈る優しい感動の物語、第3弾!大阪の小さなサンドイッチ店『ピクニック・バスケット』... HMV&BOOKS online|2023年03月20日 (月) 00:00
    シリーズ第3弾『ふれあいサンドイッチ』

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品