静おばあちゃんと要介護探偵

中山七里

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163909318
ISBN 10 : 4163909311
フォーマット
出版社
発行年月
2018年11月
日本
追加情報
:
302p;19

内容詳細

大学でオブジェが爆発し、中から遺体を発見。詐欺師を懲らしめるため2人は立ち上がった。父が認知症で悩む男性の相談に乗ったら…。同級生が密室で死亡。事故か、他殺か、自殺か。高層ビルから鉄骨が落下、外国人労働者が被害に。『さよならドビュッシー』でおなじみ、玄太郎おじいちゃん登場。介護、投資詐欺、外国人労働者…難事件を老老コンビがズバッと解決!日本で20番目の女性裁判官で、80歳となった今も信望が厚い高遠寺静。お上や権威が大嫌いな中部経済界の怪物、香月玄太郎。2人が挑む5つの事件。

【著者紹介】
中山七里 : 1961年生まれ。岐阜県出身。会社員生活を経た後、2009年「さよならドビュッシー」で第8回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞。このとき、史上初めて二作同時に最終選考に残った「災厄の季節」も後に『連続殺人鬼カエル男』と改題し、刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    中山 七里は、新作中心に読んでいる作家です。静おばあちゃんシリーズは初読、高齢者ミステリ連作短編集でした。超高齢化が進むと、主人公が高齢者のミステリが増えそうで少し厭な感じですが、オススメは『白昼の悪童』です。元女性判事で現役バリバリの80歳の女性を『静おばあちゃん』と称し、車椅子生活とは言え、江戸っ子のようにパワフルな不動産会社社長を『要介護探偵』と称するのは、語弊があります。

  • しんたろー さん

    中山ファミリーと言える香月玄太郎と高遠寺静がコラボした5つの短編。「独善」玄太郎と「正論」静の対比が上手いし、生き生きしているのが魅力。現代の高齢者化を前提に、外国人労働者や介護などの問題提起も巧く「社会」を考える楽しみも貰えた。前提として、両者の前作を読んでいないと面白さが半減だし、より楽しむ為には『さよならドビュッシー』と『テミスの剣』も必読なのでハードルが高いのが残念。どの話も玄太郎が無茶苦茶ながら格好良く、特に『白日の悪童』は痛快!静の旧友話の『 菅田荘の怪事件』も切なくて良かった。第3弾も期待♬

  • nobby さん

    これは書き手の中山さんも、読み手の我々も双方共に楽しく痛快を味わっているだろう快作!高遠寺静と香月玄太郎、主役作品一つ+αな2人のコラボは、完全にバディを組んでの捜査いや顛末を描く短編5つ。いや、社長の暴走に元女性判事が振り回されてるんだが(笑)それでも要介護探偵のワンパクそのままに正論振り翳し筋も通す様と、それに静おばあちゃんが溜息つきながらも同調して抑止するバランスが絶妙で微笑ましい。取り上げるテーマは投資詐欺・認知症・不法就労など多岐に渡るが、老人という視点からの掘り下げで導き出す事実の根底は深い…

  • Yunemo さん

    静おばあちゃんにおまかせでは、最後のくだりに成程との想いに。その前段でのこういう活躍、静と玄太郎のじいちゃん、ばあちゃんの凸凹コンビ、いいですね。5つの事件の解決、その間にあって、絵空事じゃなく、まじかに迫る現実的な高齢者社会への警鐘が身に沁みます。外国人不法労働者の件についても今後どうなるかわからない状況の現在。辛辣な本音は今のこの時代に通ずるものなのかな、気持ちの中では頷けるのですが、実際に対処されたら反発ばかりが先立ってしまいます。これから味わう高齢者社会の中にあって元気なジジ・ババの活躍は嬉しい。

  • ひさか さん

    オール讀物2017年2月号二人で探偵を、5,6月号鳩の中の猫、8,9月号邪悪の家、12月号菅田荘の怪事件、2018年3,4月号白昼の悪童の5つの連作短編2018年11月文藝春秋から刊行。登場人物たちが、魅力的なのだが、それほど楽しめなかった。本編的なお話があるようで、そちらが、気になるところ。

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中山七里

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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