平成くん、さようなら

古市憲寿

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163909233
ISBN 10 : 4163909230
フォーマット
出版社
発行年月
2018年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
187p;20

内容詳細

平成を象徴する人物としてメディアに取り上げられ、現代的な生活を送る「平成くん」は合理的でクール、性的な接触を好まない。だがある日突然、平成の終わりと共に安楽死をしたいと恋人の愛に告げる。愛はそれを受け入れられないまま、二人は日常の営みを通して、いまの時代に生きていること、死ぬことの意味を問い直していく。なぜ平成くんは死にたいと思ったのか。そして、時代の終わりと共に、平成くんが出した答えとは―。『絶望の国の幸福な若者たち』『保育園義務教育化』などで若者の視点から現代日本について考えてきた著者が、軽やかに、鋭く「平成」を抉る!

【著者紹介】
古市憲寿 : 1985年東京都生まれ。社会学者。若者の生態を的確に描出し、クールに擁護した著書『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)などで注目される。「今後の経済財政動向等についての集中点検会合」委員、内閣府「クールジャパン推進会議」メンバーなどを務める。日本学術振興会「育志賞」受賞。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    第160回芥川賞受賞作・候補作シリーズ、オーラス第六弾(6/6)です。古市 憲寿、初読です。本作は、平成終焉安楽死ファンタジー、[島田雅彦+田中康夫]÷2といった感じでした。話題性、内容から芥川賞受賞でも良かったのかも知れませんが、平成終焉安楽死という点が不敬にあたり、見送られたのかも知れません。OK Google!次回作は、『令和くん、こんにちは』でしょうか(笑)【読メエロ部】

  • ウッディ さん

    平成(ひとなり)という名前のおかげもあり、時代の波に乗り、メディアで活躍する主人公は、恋人に平成時代の終わりとともに安楽死することを告げる。タワマンに住み、合理的でクールな平成は、近未来の若者像として描かれ、安楽死の解釈が拡大した日本という仮想世界で、死に対する問題提起がされた小説でした。なぜ平成は死にたいと思ったのか、残される人々は自分の気持ちにどう折り合いをつけるのか、社会学者としての著者の想いが詰まっている感じでした。もう一つのテーマである性についての古市さんの考え方もわかり興味深い内容でした。

  • Emperor さん

    そういう人生、俺は否定しないよ。じゃあな、平成。またどっかで会おうぜ。

  • うっちー さん

    意外⁉️面白かったです。次回作がどんな作品か?

  • こーた さん

    何だろう、このいっこうに深まってかないかんじ。どこからでもスッと入りこめて、スラスラ読みすすめられる。なのに頭にはいっこも入ってこなくて、思考は伸びずに映像も何も浮かんでこない。ああ、あれと似ている。Facebookのタイムラインを読んでるときにかんじる、あの軽さ。自慰。ねえ平成くん、安楽死は自殺じゃダメなの。ねえ平成くん、彼女はただの聞き役だよね、これじゃあまるで対立がないよ。ねえ平成くん、何でこれが芥川賞候補になったの。ねえ古市くん、こんなんで社会学者を名乗ってて、ホントにだいじょうぶなの。

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