泥濘

黒川博行

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163908564
ISBN 10 : 4163908560
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
追加情報
:
512p;20

内容詳細

老人ホームにオレオレ詐欺。老人を食い物にする警察官OBグループのシノギを、二蝶会への復帰が叶った桑原と二宮の疫病神コンビはマトにかける。しかし二宮は拉致され桑原は銃撃を受け心肺停止に。予測不能なドンデン返しにつぐドンデン返し。絶体絶命の二人を待つ運命は?

【著者紹介】
黒川博行 : 1949年、愛媛県生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻学科卒業。大阪府立高校の美術教師を経て、83年『二度のお別れ』が第1回サントリーミステリー大賞佳作、86年『キャッツアイころがった』が第4回サントリーミステリー大賞を受賞。96年『カウント・プラン』で第49回日本推理作家協会賞、2014年『破門』で第151回直木賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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疫病神シリーズ物の人気作品。今回はオレオ...

投稿日:2021/07/09 (金)

疫病神シリーズ物の人気作品。今回はオレオレ詐欺の話などが出ていました。二宮がつかまったシーンなど、臨場感タップリで、まるでそこにいるかのような感覚で、ページをめくる手が止まりませんでした。当方関西在住ですので、違和感なく読めました

ysi さん | 愛知県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    黒川 博行は、新作中心に読んでいる作家です。疫病神シリーズは、3作目です。安定の面白さ、シリーズ終了かと思いきや、まだまだ続きそうな気配。それにしても、大阪の暴排条例はザルなのでしょうか(笑)

  • サム・ミイラ さん

    また疫病神がやってきた。今回のシノギはかなりヤバい。相手は五年前にも桑原と揉めた白姚会。歯科診療報酬不正受給をネタに脅しをかけるという。その裏には元大阪府警警視の作ったOB組織「警慈会」の存在が。金に釣られて引っ張り出された二宮はいきなり酷い事に。またも二人はズブズブと泥沼に嵌まって行く。いつものパターンではあるがいつにもまして会話も絶好調。これだけで読める。込み入った展開と舌戦と暴力描写。最後まで続く緊張感とのバランスが絶妙。これは「国境」以来の傑作だ。相変わらず金遣いも滅茶滅茶。金銭感覚も狂う(笑)

  • utinopoti27 さん

    待ってましたの疫病神シリーズ第7弾。今回は老人ホーム乗っ取りからオレ詐欺の金主で稼ぐ、悪い奴らの金をふんだくるお話です。おなじみ桑原・二宮コンビの掛け合いは、もはや名人芸の域。そこに府警マル暴刑事の中川が絡めば、もうファン悶絶の面白さ。警察OB&ヤクザの強力タッグを向こうに回し、桑原流の丁々発止、危険度マックスのシノギが炸裂します。振り返れば初回作からもう21年、ヤクザのシノギも随分と窮屈かつ様変わりしたものです。それでも何とかアイデアをひねくり出して、末永くファンの期待に応えてくださいね、黒川センセ。

  • ナイスネイチャ さん

    図書館本。疫病神シリーズ七弾。老人ホーム乗っとりや医療費不正受給、オレオレ詐欺の現状など裏社会事情が盛りだくさん。相変わらずのコンビと中川が加わり面白さ増し。二宮のオヤジギャグも秀逸。

  • ケイ さん

    黒川博之氏作品は黎明期からのファン。と言っても、地元では新作は図書館でもなかなか順が来なかったが。地元人気のひとつは、やはり彼等の大阪弁が生きているからだろう。黒川作品では、切った張った、怒突き合いがあっても、弱者の女性はほぼ無傷なのもいい。そして、猪突猛進方でありながらも計算が早く雑学豊富な桑原、啓ちゃんを大事にしてくれる嶋田など、行き過ぎ感がどこかで抑えられているのもいい。うちの祖母を特養老人ホームの待ちリストに入れるがこわくなったのだが、黒川さん、そうしないといざと言う時に困るんですがどうしましょ。

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人物・団体紹介

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黒川博行

1949年、愛媛県生まれ。京都市立芸術大学卒業後、高校で美術を教え、86年、『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞を受賞し、作家活動に入る。96年、『カウント・プラン』で第49回日本推理作家協会賞、2014年、『破門』で第151回直木賞を受賞。大阪を主舞台にした軽妙な語り口の中に

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