地上の星

村木嵐

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163905266
ISBN 10 : 416390526X
フォーマット
出版社
発行年月
2016年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
251p;20

内容詳細

西洋との架け橋となるべく、日葡辞書を作る男のもとで働いた「おせん」、この上なく美しい姫として、天草の民に誰よりも愛された「お京」、天草五人衆の中心人物であり、何があっても島を守ろうとする「麟泉」。運命に翻弄される彼らは、何を「地上の星」として見定めるのか。

【著者紹介】
村木嵐著 : 1967年、京都市生まれ。京都大学法学部卒。会社勤務を経て、1995年より司馬遼太郎家の家事手伝いとなり、後に司馬夫人である福田みどりの個人秘書を務める。2010年に『マルガリータ』で松本清張賞を受賞する。天正遺欧少年使節が帰国してからの日々を描いた同書により、作家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • aloha0307 さん

    秀吉による九州平定の前の島原地方は、天草五人衆といわれる領主が不毛な争いを繰り返し、島津・龍造寺・大友の干渉を受けていた。キリスト教が急速に広まった時代 日葡辞書に命をかける女性、おせんとお京の方 「雨に濡れて、露恐ろしからず」何と爽やかな生涯であろうか。終章では松倉重政(無慈悲な弾圧で島原の乱の直接契機となった)が一行だけさらりと登場。キリスト教迫害はここにはじまったのだ...

  • マサキ@灯れ松明の火 さん

    帯より「もうひとつの島原の乱」…とありましたが、島原の乱よりも以前の戦国末期の話です。ならば、「天草の乱」とした方が、しっくりする気がします。日葡字書を作り続けた「兜巾」とそれを支えた「おせん」「小六」夫婦の話をメインにして頂きたかったです。「京姫」や「麟泉」の話は、無理やりに詰め込んだ感が否めませんでした。。

  • makka さん

    戦国時代に天草にキリスト教が入ってきて根付き、禁止令が発令され、天草四郎が登場するまでを描いた作品。物語のスパンが長いので、主役が変わったり、時代が飛んだりするのだけど、どうも切り替えが良くない..焦点がぶれてしまっている。テーマや伝えたいことはよく解るだけにもったいない。

  • パット長月 さん

    確か日経の書評で見た本。絶賛だったように思うが、走り読みしたせいか、その良さがよくわからなかった。確かに題材は新鮮で非常に興味深いが、著者の主眼が「日葡辞書」の形成史なのか、天草を巡る旧勢力と新勢力との攻防なのか、島原の乱にいたるキリシタンの興隆と悲劇なのか、柱がいくつもある感じで、そうページ数もないのに、時間の経過がすごく早い。登場人物にしても、いろいろでてくるが彫りが浅い感じで、誰を主役にしたいのか、余り印象に残らなかった。何か非常にもったいない作品という感じが強く残ったが、これなどは好みなんだろう。

  • GOTI さん

    ☆★日経夕刊「目利きが選ぶ今週の三冊」で傑作と絶賛。これを信じて手に取った。島原の乱前夜の天草を中心として時代の波に翻弄される切支丹を描いている。登場人物の動きがばらばら、作者の視点が定まっていないように感じます。ひょっとしたら主役は日葡字書(日・ポルトガル辞書)かもしれません。ところで「里桜」っていったい何者だったんでしょうか?

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