怒鳴り癖

藤田宜永

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163903439
ISBN 10 : 4163903437
フォーマット
出版社
発行年月
2015年10月
日本
追加情報
:
277p;19

内容詳細

男の危機は、思いもよらぬ姿で現れる。気が短く、つい怒鳴り散らしてしまう私が、遭遇したおやじ狩り。これは、部下の復讐なのか―。人生の「迷路」に迷い込んだ六人の男の物語。

【著者紹介】
藤田宜永 : 1950年福井市生まれ。早大中退後、73年パリに渡り、エールフランスに勤務。80年帰国。86年『野望のラビリンス』が処女作。95年『鋼鉄の騎士』で第四十八回日本推理作家協会賞、第十三回日本冒険小説協会大賞特別賞を受賞。96年『巴里からの遺言』で第十四回日本冒険小説協会大賞短編部門大賞受賞。その後『樹下の想い』で恋愛小説に新境地を拓き、99年『求愛』で第六回島清恋愛文学賞受賞。2001年に『愛の領分』で第百二十五回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • そうたそ さん

    ★★★☆☆ 人生の曲がり角に差し掛かった男たちが遭遇する様々な出来事を描く短編集。熟年ならではの作品であるような気がする。読後感がいいわけでも、悪いわけでもなく、不思議な味わいを残しているのだが、決して嫌な感じはしない。昭和の情景を織り交ぜながら描いているのは、藤田さんの他の作品にも通ずるところがある。長編にもなりそうなアイデアの作品もいくつかあるのだが、短編の短さできれいに収められているところが贅沢。作者の技巧を味わえる巧さがある一方で、全体的に漠然とした感じではあるのですっきりはしないかと。

  • かんらんしゃ🎡 さん

    イヤミスで着地したかと思えばハートフルに仕舞う。一話々々は米澤風だったりちょっと桜木風だったりでとても面白いけど振り幅が大きすぎてなんか座りが悪い。同じテイストで4−5編組んでもらえばじっくり人間観察できたと思うのに。

  • くれよん さん

    「怒鳴り癖」今の時代、パワハラと言われ訴えられそう。自分の感情を抑えられず自分を正当化するが為に怒鳴り散らす昔人間のような人物。確かに最近の人達は怒られる事もなく甘やかされて大事に育てられ、まして他人から大声で怒鳴られるなんて経験がないから仕事上とはいえ精神的にも回避したい人物。他5編の世間から見放されたような孤独な男の危機。ちょっとグズグズと煮え切らない結末だった。

  • こうせいパパ さん

    短編集。どの話もハッピーエンドとはならずモヤモヤが残る。表題作の「怒鳴り癖」「通報者」がよかった。

  • fwhd8325 さん

    それぞれの設定は面白いと思いました。ただ、何だかストーリーに入れないままに終わってしまいました。短編ゆえの消化不良なのでしょうか?現代なのか過去なのかも混同してしまって、申し訳ありませんでした。

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人物・団体紹介

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藤田宜永

1950年福井県生まれ。早稲田大学文学部中退。パリ滞在中エール・フランスに勤務。76年『野望のラビリンス』で小説デビュー。95年『鋼鉄の騎士』で第48回日本推理作家協会賞長編部門、第13回日本冒険小説協会大賞特別賞をダブル受賞。その後恋愛小説へも作品の幅を拡げ、99年『求愛』で第6回島清恋愛文学賞、

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