山崎豊子先生の素顔

野上孝子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163903057
ISBN 10 : 4163903054
フォーマット
出版社
発行年月
2015年08月
日本
追加情報
:
283p;20

内容詳細

「白い巨塔」「華麗なる一族」「大地の子」「沈まぬ太陽」…52年間、一心同体となって国民的作家を支えた秘書の回想録。「文藝春秋読者賞」受賞作に大幅加筆。

目次 : 序章 真実の姿を伝えたい/ 1章 「秘書、求む」の張り紙から―『女系家族』/ 2章 意見無きものは去れ―『白い巨塔』から『続白い巨塔』まで/ 3章 金融界の聖域に挑む―『華麗なる一族』/ 4章 海外取材を重ねて―『不毛地帯』/ 5章 戦争がもたらした悲劇―『二つの祖国』/ 6章 中国取材の扉が開く―『大地の子』/ 7章 現代の流刑と空の安全―『沈まぬ太陽』/ 8章 「先生は、日本一の作家です」―『運命の人』『約束の海』/ 終章 努力する限り、人間は迷うだろう

【著者紹介】
野上孝子 : 1939年(昭和14年)、名古屋市生まれ。1962年(昭和37年)、大阪女子大学国文科卒業。以来52年間、山崎豊子氏の秘書として仕えた。「文藝春秋」2013年12月号掲載の「山崎豊子先生の素顔」で、第七十五回文藝春秋読者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • はたっぴ さん

    山崎さんが亡くなった翌年に会社の先輩とほぼ全作品を(再読含め)読みあった。そして山崎さんのご実家の昆布屋さんから昆布佃煮を取り寄せて美味しく頂いたものだ。今回、元秘書の野上さんの著書を読み、改めて山崎作品の素晴らしさを実感。別書で膨大な取材ノートやテープを拝見したが、こちらでも創作秘話がふんだんに語られており、この一冊が小説のようだった。野上さんが女性としての幸せを諦めた瞬間が描かれていて切なくなったが(時には家族以上に)山崎さんを支え続けた功績はとてつもなく大きい。偉人伝のように面白く感動しつつ読了。

  • starbro さん

    山崎豊子スペシャル・ガイドブックに続いて、彼女を52年間に渡って支えた秘書の回想録を読みました。秘書というよりも助手に近いイメージだと思いますが、身近でずっと一緒に仕事をして来たからこそ書ける内容です。胡耀邦(中国の元首席)のエピソードが一番印象強く残りました。山崎豊子は小説のタイトルにかなり拘っていたからこそ、流行語になるようなネーミング(華麗なる一族、白い巨塔等)が誕生したんでしょうね。現在進行形の二つの全集完読プロジェクトの目途がついたら、山崎豊子全集にチャレンジしたい気持ちが強まりました。

  • kiho さん

    1冊の本を書き終えるまでこれほどの時間を費やされていたとは…社会を描く山崎豊子さんだからこそ、そして身近にいた野上さんだからこそ綴れる真実、作品の存在の重みをあらためて実感しました。映像化における俳優さんとのエピソードも感慨深いものが…田宮二郎さん、渡辺謙さん、上川隆也さん…演じる深さのある山崎作品⭐

  • ひかりパパ さん

    山崎豊子の秘書を長年された方の回顧録。作品から浮かび上がる作者像とこの本の著者が描く山崎豊子像は重なり合う。数多くの大作の裏では私達読者の想像を超える長時間の取材や細部にまで調査なされていた。本の題名、登場人物の名前など苦心されている様子が知れて大変興味深い。もし山崎豊子が福島第一原発の事故を書いたらと思うのは私だけでは無いだろう。

  • ほっそ さん

    ずっと気になってた方。山崎豊子さんの本のあとがきに,必ず名前が載っていました。未読の作品が,まだあるので来年読みたいと思いました。 続きはブログへ。

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野上孝子

1939(昭和14)年、名古屋市生まれ。1962(昭和37)年、大阪女子大学国文科卒業。以来52年間、山崎豊子氏の秘書として仕えた。「文藝春秋」2013(平成25)年12月号掲載の「山崎豊子先生の素顔」で第75回文藝春秋読者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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