女を観る歌舞伎

酒井順子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163900711
ISBN 10 : 4163900713
フォーマット
出版社
発行年月
2014年05月
日本
追加情報
:
227p;20

内容詳細

初めての男が忘れられず、遊女に身を落とすお姫様「桜姫東文章」。主君の子を守るために、息子を身代わりにする乳母「伽羅先代萩」。ほかの男に嫁ぐくらいなら死を選ぶ深窓の令嬢「妹背山婦女庭訓」。親のために吉原に身を売ろうとする町娘「文七元結」。突き抜けた愛、燃え盛る恨み、常軌を逸した忠誠心―歌舞伎の女は、みんな必死。

目次 : 嫉妬する女/ 身を落とす女/ 運の悪い女/ 女じゃなかった女/ 無理する女/ 罪な女/ 化ける女/ リードする女/ かくしゃくとした女/ 突っ走る女/ 男まさりな女/ エロい女/ いじめられる女/ 子を持つ女/ 笑う女/ 操を立てる女/ 義理を立てる女/ だめんず好きな女/ 親思いの女/ 追う女

【著者紹介】
酒井順子 : 1966年、東京生まれ。エッセイスト。高校生の時から雑誌にコラムを書き始める。立教大学卒業後、広告代理店に三年間勤務し、フリーに。世相を的確にとらえるクールでシビアな視点が人気を集める。2004年、『負け犬の遠吠え』で第四回婦人公論文芸賞、第二十回講談社エッセイ賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ささのは さん

    歌舞伎ってこんなに面白いんだ!と目からウロコの本。酒井順子が講談師よろしく、初心者にもわかりやすいよう、興味をひくよう語るストーリーの波乱万丈でエグい事。現代では高尚な古典芸能のイメージでも、江戸時代では庶民の娯楽だった事に納得がいく。「こいつぁ春から縁起がいいねぇ」、あの有名なセリフが、女性を強盗殺人未遂して大金を手にした場面の物だったなんて。現代の感覚からツッコミを入れ、当時の女達を考察し、技法について真面目に解説してくれる、ワイドショーのようだが愛がつまった楽しい本だった。終わりの番外編もいい。

  • まー さん

    歌舞伎というと敷居が高く感じるけれど、酒井さんの解説を読んでいると、ワイドショーのゴシップネタのようで(いい意味で)、身近に感じられます。これを読んだ上で出てきた演目を観に行ったらすごく楽しそう!

  • まあやん さん

    表紙に惹かれて図書館で借りた。歌舞伎、全く知りません。でも、とっても面白かった。江戸の庶民はこんな風に歌舞伎を楽しんだのだろう、そして、現代の感覚に当てはめてみれば確かにと思うこと満載。歌舞伎もチャンスがあったら観てみたいし、人形浄瑠璃の妖艶な八百屋お七もぜひ観てみたいものだ。

  • まい さん

    あ〜面白かった(>∀<*)ノ 「性愛以外の部分では、女にしか興味を持つことができません。」という酒井さん(笑) 歌舞伎でも女形ばかりに目がいくそう。 本書では歌舞伎に登場する女を20パターンに分類(嫉妬する女、エロい女、だめんず好きな女など(>ε<*)ププッ)とても解りやすく演目を紹介するとともに、その演目に出てくる女について熱く語られています(*゜▽゜*)ホ〜ッ! 今度歌舞伎を観る時は、私も『女』に注目したいと思います(*^艸^*)

  • tama さん

    図書館本 書架から 酒井順子初体験 いやー面白かった〜 今の言葉に読み替えるだけでこうも変わるか。そういうお芝居・筋立てなのか!と飽きさせるところがなかった。ただ、人によってはいきなり「バカにするなっ」と大激怒するかも。セルフうっとりは今も得意技じゃないのかなあ。その下準備としての思考停止はよく見かけるし。中年男が中1女子を妊娠させるとか処女が犯され官能を知る、など世界文化遺産をそのまま現代もののドラマにはとてもできないという世界にビックリです。 

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

酒井順子

1966年東京都生まれ。『負け犬の遠吠え』で婦人公論文芸賞と講談社エッセイ賞をダブル受賞

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品

HMV&BOOKS onlineレコメンド