鵤工舎の仕事 長泉寺建立記

塩野米松

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163706108
ISBN 10 : 4163706100
フォーマット
出版社
発行年月
2008年12月
日本
追加情報
:
20cm,273p

内容詳細

一流の職人たちの知恵と技の集大成。日本最高の宮大工集団・鵤工舎が東北最大規模の寺院本堂を建立するプロセスを、職人たちの語り、写真と図でわかりやすく解説した、後世に残したい1冊。

【著者紹介】
塩野米松 : 昭和22年、秋田県生まれ。東京理科大学理学部卒業。虫プロを経て独立、著述業に入る。日本のアウトドアライターの先駆者となる。小説では連続四回の芥川賞候補に。職人の聞き書きでも多大な業績をあげている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 鉄之助 さん

    若手育成にもユニークな一家言を持つ宮大工の棟梁、小川三夫さんの、「仕事」を丁寧に描く。壁が直線に見えるために、わずかに中央部を盛り上げて塗る左官職人。壁に金箔を貼るのに本金(二十四金)だと退色が少ないが、中金(真鍮を塗っているモノ)だと酸化して百年で黒ずんでしまう、など、こだわり、「本物」の世界が垣間見える。

  • booklight さん

    宮城県長泉寺の本堂建立にかかわった方々の話をまとめたもの。棟梁の小川さんを中心に、材木、基礎、表具師、左官、建具、屋根瓦の職人に話を聞く。小川さんがきっちり図面を引いてしっかりした仕事をするので、その緊張感がほかの職人にも伝わっている。とはいえみんな何か響くようなコメントをするのかといえば、そんなこともない。そこがまたリアル。100年持つかと言われて、基礎の鉄骨やのりが持つわけではない、というのが現実。しかし、寺のイメージをデザインして、職人まで手配するって、棟梁ってやっぱりすごい仕事だなと思う。

  • へへろ〜本舗 さん

    法隆寺・薬師寺の棟梁だった西岡常一師の内弟子の宮大工,小川三夫氏が建立した長泉寺の記録である。図面掲載の他に本堂・材木・基礎・表具師・左官・建具・屋根瓦の章に分かれそれぞれ携わった人々の技と知恵、勘と工法、そして思いについて記載されている。何しろ考え方の規模が違う、何百年、千年の単位で考えているのだ。経済が厳しくなり、材木(樹齢数百年越え)などの入手も困難になっているのでこんな規模のお寺の建立は技術の伝承も含めて今後難しくなってくるだろう。角田市にある長泉寺、暖かくなったら見に行こうと思う。

  • ZEPPELIN さん

    神社仏閣の建立に携わった人たちへのインタビュー。ただ建てるというのではなく、いかに美しく見せるか、そして建物自体をどれだけ長くもたせるか。台風や地震も考慮して、目に見えない部分でも絶対に手は抜かない。特に心に残ったのは、全体から部分へという流れで作業するということ。完成図・全体像が頭で描けているからこそ、細部にもこだわることが出来る。その習得には少なくとも10年以上かかるなんて聞くと、職人さんの世界はやはり大変である。もっとこの分野について学んでみたい

  • shami さん

    建材、基礎、瓦、施主を含め、建立にかかわるいろいろな人の話が紹介されていました。個人的には瓦の美しさを再認識。

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人物・団体紹介

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塩野米松

1947年秋田県角館町(現仙北市)生まれ。作家。東京理科大学理学部応用化学科卒業。アウトドア雑誌の企画・構成に携わるかたわら執筆活動に入る。文芸作家として芥川賞候補4回。絵本『なつのいけ』(絵・村上康成)で2003年に日本絵本賞大賞受賞。聞き書きによる著書を多く著す。2003年、国際天文連合より小惑

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