虹色にランドスケープ

熊谷達也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163244204
ISBN 10 : 4163244204
フォーマット
出版社
発行年月
2005年10月
日本
追加情報
:
20cm,285p

内容詳細

別れと出会いは、いつも交互にやってくる…。取り戻せない過去。バイクに魅せられた男、その男たちを愛した女たち。不器用な生き方しかできない男女7人の、光と影を描いた珠玉の短篇連作集。

【著者紹介】
熊谷達也 : 1958年、宮城県仙台市生まれ。東京電機大学理工学部数理学科卒業。中学校教員、保険代理店業を経て、97年「ウエンカムイの爪」で第10回小説すばる新人賞を受賞して作家デビュー。2000年、凶悪犯罪の影に見え隠れするニホンオオカミを追った「漂泊の牙」で第19回新田次郎文学賞受賞。2004年、「邂逅の森」で第17回山本周五郎賞と第131回直木賞を史上初のダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • James Hayashi さん

    連作短編集。バイクに人生の一部を乗っけた決して若くない人達。リストラにあったり、成就しない愛を引きづっていたり。薄っすら7人の虹色は映えないようだが、見ている人達に喜びを分け与える。80年代にはバイクと自転車で野と山を駆け巡った。あの頃のバイクの記述は懐かしい。また多くの若者が目指した北海道での出会い、触れ合いは良き思い出の一つだ。著者の違った一面を見れた。

  • zanta さん

    261/10/1/2015  自転車もバイクも縁がなかった。だから風を切る感じも実感としては分からない。しかし、一つのことを共有した人たちがはぐれたあとも思いやり、2人死別はあるものの、変わらぬ友情でお互いを力づける。そんな姿が説得力があって好ましい。熊谷さんの作品をこのところよく読むが、色々な作品を書く方だ。中でも私はこのタイプの本がすきらしい。

  • HiroshiKzk さん

    これはバイクを通じて繋がる人達の絆の話。読後感よかったです。さすが熊谷さんだ。昔を思い出して単車に乗りたくなった。

  • さんつきくん さん

    7つの連結短編集。各章に色のタイトルがついていて、すべて読み終わって7色の虹となる。青春をバブル期に過ごした二人の中年男の死を軸に、各章ごとに主人公を変えて、彼らが好きだった共通点の「バイク」で繋げた作品。一途に妻子持ちのOを愛していたいた。そんなツーリングでバイク事故。不自由な足になってしまった。やがて女性ボクサー。この責任を感じたOは好きだったバイクを辞める。やがて時が過ぎ、Oは病気で死亡。Oの息子などを巻き込んだりとストーリーが展開していく。全部の章が繋がると一つの線になるのではなく、どっちかと言う

  • ガミ さん

    リストラされた男性デパート写真の北海道ツーリングから始まり、短編かと思いきや、各章の登場人物が巡り巡ってつながっているバイク小説です。バイクに乗る読者にとっては、所々の話に共感し、それを背景にした彼らの重たい過去に触れて、切なさを感じる楽しみ方があります。真帆の教習所に通うところは特に共感できました(P155)。ミスしても、とにかく乗るのが楽しみでしたからね。七つの章の副題に書かれた色を合わせると虹色になる本書。若者読者にはインディゴとグリーンがおススメです。

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熊谷達也

1958年仙台市生まれ。東京電機大学理工学部卒業。’97年「ウエンカムイの爪」で第10回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2000年に『漂泊の牙』で第19回新田次郎文学賞、’04年に『邂逅の森』で第17回山本周五郎賞、第131回直木賞を受賞。青春小説から歴史小説まで、幅広い作品に挑戦し続けている(本

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