清明 隠蔽捜査 8

今野敏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103002604
ISBN 10 : 4103002603
フォーマット
出版社
発行年月
2020年01月
日本
追加情報
:
336p;20

内容詳細

神奈川県警刑事部長に着任した異色の警察官僚・竜崎伸也。着任早々、県境で死体遺棄事件が発生、馴染みの警視庁の面々と再会するが、どこかやりにくさを感じる。さらに被害者は中国人と判明、公安と中国という巨大な壁が立ちはだかることに。一方、妻の冴子が交通事故を起こしたという一報が…。益々スケールアップの第八弾!

【著者紹介】
今野敏 : 1955年北海道生まれ。上智大学在学中の1978年に「怪物が街にやってくる」で問題小説新人賞を受賞。レコード会社勤務を経て、執筆に専念する。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、2008年、『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞と日本推理作家協会賞を、2017年、「隠蔽捜査」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞。さまざまなタイプのエンターテインメントを手がけているが、警察小説の書き手としての評価も高い。近著に『スクエア 横浜みなとみらい署暴対係』『機捜235』『呪護』『炎天夢 東京湾臨海署安積班』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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神奈川県警に異動しても相変わらず。東京と...

投稿日:2021/04/12 (月)

神奈川県警に異動しても相変わらず。東京との意地の張り合いみたいな話は良く聞くが、しょっぱなから町田で殺人事件とは・・・敵と思われたOBや華僑・公安・犯人をも惹きつけてしまう竜崎。事件そのものより組織論や対人コミュニケーションものとして楽しめた。

マスター さん | 千葉県 | 不明

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「隠蔽捜査シリーズ」の第8弾です。警察庁...

投稿日:2021/04/10 (土)

「隠蔽捜査シリーズ」の第8弾です。警察庁のキャリアである 竜崎署長が神奈川県警刑事部長に就任した初めてのお話。 さすがに最初は苦戦していましたが、徐々に合理性を貫く 姿勢を取りもどします。 おもしろかったです。竜崎部長の今後の活躍に大いに期待できます。

WM-102 さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    今野 敏は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 隠蔽捜査シリーズは全作品読んでいます。竜崎が神奈川県警刑事部長に着任し、新章開幕が開幕しました。安定の面白さです。これでシリーズも当分続きそうです。タイトルが、漢詩から来ているとは思いませんでした。 https://kanshi.roudokus.com/seimei.html https://www.shinchosha.co.jp/book/300260/

  • zero1 さん

    シリーズ第8弾(10冊目)は神奈川県警の刑事部長となった竜崎。殺人事件で警視庁との合同捜査本部が。伊丹とダブル部長は中国絡みの事件を解決できるか?敵だった警察OBを味方につけ中華街で情報収集。公安が簡単に心酔した場面などご都合主義だが、【隠蔽しない】のは原点回帰。手配師と滝口は、今後も情報源になる?部下の阿久津は不気味だが竜崎と名コンビ結成か?本部長との関係は?名ゼリフ多数(後述)。約330ページも飽きずに作品世界へ読者を引きずり込むのは流石。シリーズが続く限り読みたい。戸高の川崎競輪【出張】を希望。

  • ウッディ さん

    神奈川県警の刑事部長になった竜崎、東京との県境で起きた中国人の殺人事件で、警視庁との合同捜査になり、腐れ縁の伊丹と相対する。県警と警視庁の主導権争いや公安部との駆け引きも我関せずの合理主義を貫く竜崎が清々しく、メンツやセクショナリズムに凝り固まった周囲の人間の考えを、いつの間にか変えさせて、味方にしていくのが気持ちいい。妻の事故で反目する教習所所長の警察OBに捜査協力を求めて味方にする手法は目から鱗でした。事件はありきたりでも、竜崎がいるだけで、爽快な人間ドラマになる。ずーっと追いかけたいシリーズです。

  • やま さん

    隠蔽捜査8はシリーズの10作目。2020.01発行。字の大きさは…字が小さくて読めない大きさ。大森警察署長から神奈川県警刑事部長に移動になった竜崎伸也は、着任早々に殺人事件が発生する。遺体は、東京都と神奈川県が入り組んでいる町田市で発見された。捜査本部が町田署に置かれ警視庁が捜査するが、神奈川県警に応援依頼が来る。当初は警視庁と県警の主導権争いが行われるが…。遺体は、中国人・張浩然だと分かり、中国国内で民主化を叫ぶ民主化運動家で弾圧を恐れて、日本に密入国してきて、中国人のスパイに殺された可能性が…。続く→

  • 旅するランナー さん

    警視庁大森警察署署長から、神奈川県警本部刑事部長へ異動となった竜崎伸也の移動・着任早々、町田市沢谷戸自然公園で中国人の死体が発見される。東京都と神奈川県の境界線が複雑に入り組んだ地域のため、警視庁と神奈川県警の合同調査となる。犯人探しよりも、横浜中華街の華僑社会や公安部を巻き込んだパワーバランス・駆け引きの中で、捜査・外交・インテリジェンスの正当性を問われる展開が面白い。竜崎が貫く100%本気な清廉潔白・公明正大なスタンスにヒヤヒヤしながらも、信用信頼できてヒリヒリするほどカッコいい。

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今野敏

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年「怪物が街にやってくる」で第4回問題小説新人賞を受賞。東芝EMI勤務を経て、82年に専業作家となる。2006年『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞受賞。08年『果断 隠蔽捜査2』で第61回日本推理作家協会賞、第21回山本周五郎賞をダブル受賞。17年「

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