流星ワゴン 講談社文庫

重松清

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062749985
ISBN 10 : 406274998X
フォーマット
出版社
発行年月
2005年02月
日本
追加情報
:
15cm,477p

内容詳細

ひきこもり、暴力をふるう息子、浮気を重ねる妻、会社からはリストラ寸前…そんな37歳・秋。「死んでもいい」と思っていた僕は、ある夜不思議なワゴン車に乗り、自分と同い歳の父と出会った-。家族小説の新境地を拓く長編。

死んじゃってもいいかなあ、もう…。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして―自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか―?「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。

[著者紹介]
1963年、岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒。出版社勤務を経て著作活動に入る。’99年、『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞受賞。2001年、『ビタミンF』で、第124回直木賞受賞。他の著書に『定年ゴジラ』『隣人』『口笛吹いて』『セカンド・ライン』、そのほかライターとしても、ルポルタージュやインタビューなどを手がける。

【著者紹介】
重松清 : 1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒。出版社勤務を経て、執筆活動に入る。1999年『ナイフ』で第14回坪田譲治文学賞、『エイジ』で第12回山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で第124回直木賞受賞。話題作を次々発表するかたわら、ライターとしても、ルポルタージュやインタビューなどを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

総合評価

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ワインカラーのオデッセイ。遅かったね、そ...

投稿日:2021/04/19 (月)

ワインカラーのオデッセイ。遅かったね、そんな言葉をかけられ、ドライブが始まる。自分だったら?なんて考えてしまう。重松清の作品をはじめて読んだが、何度も読み返したくなるような文がたくさんあった。

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ファンタジーなのに夢を見させてくれません...

投稿日:2021/04/09 (金)

ファンタジーなのに夢を見させてくれません。どんなにあがいても変わらない世界に絶望しそうになる主人公と、マイペースな親子の幽霊、そして自分と変わらない年の頃の父親。不思議な現象と現実的で苦しい悩みが描かれていて、重い内容だけど軽やかな面白い作品。

コサカ さん | 千葉県 | 不明

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中学受験用の重松清作品のイメージで購入し...

投稿日:2021/04/09 (金)

中学受験用の重松清作品のイメージで購入してみましたが、かなり過激な性描写があり、急いで読み終えて子供の目に触れる前に捨ててしまいました。 物語自体は楽しめる内容ですが、特筆すべき部分はなく、読まなくてもよかったかなと思います。

たーくん さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 遥かなる想い さん

    ドラマ化された原作を 読了。過去を巡る旅…自分 にとって大事な時とは一体 どの時だったのだろうか? …過去を変えることは もちろんできないが、もし あの時にこうすれば、その 後の人生はどうなったの だろうか?…と誰もが思う 瞬間は誰にでもある。 重松清が描く「父と子」の 物語。心に痛く、胸に 染みる…香川照之が、 西島秀俊が、読みながら 浮かんでくる…不思議な 哀しい、そして素敵な 父と子の物語だった。

  • ヴェネツィア さん

    ボーヴォワールの言「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」になぞらえれば「男は子どもを持ったからといって父親ではない。父親になるのだ」というのが本書のテーマか。この小説には3組の父と子が登場するが、いずれの父も父であることにおいて葛藤を抱えている。誰もが父親としての役割をうまく果たせないからだ。その意味では血縁関係にはない橋本父子がまだしも互いへの思いやりの発露がストレートだ。逆に父でもあり、子でもある主人公一雄の苦悩は複雑だ。いや、本当はシンプルであるのかもしれない。それを複雑なものにしてしまう⇒

  • HIRO1970 さん

    ⭐️⭐️⭐️実家借用本。重松さんはまだ5冊程度しか読んでいませんが、死に纏わる話が多くて前からちょっと苦手意識があります。本作ものっけから濃厚にその手の気配が感じられた為、かなり身構えたのですが、SFファンタジー・タイムトラベルの味付け加工が十分に施されている為、大分マイルドな味わいで素人にも堪能出来ました。まともな登場人物は男ばかりなのと、主人公も中年男性なので中心読者層は30歳以上の男性となります。ターゲットが絞り込まれている為、男性サラリーマン諸氏には色々な気づきを与えてくれる作品だと思います。

  • kishikan さん

    男(親)なら誰も泣けちゃうだろうなぁ、子供と別れるシーンで・・・。せつなくて、読むのさえ苦しくなってしまうような本。読み終わっても、タイトルを目にするだけで、また思い出してしまう内容。やり直しのきかない人生、親子関係、夫婦関係。でも生きるためには、明日に希望がなければ・・・。最後に、人生のやり直しを主人公に与えることでホッとするが、でもやはり人生はやり直せない、と分かっているから、この小説は切なくはかないと感じてしまうんだろうね。心に残る名文(フレーズ)が多いところも、重松の傑作として推したい理由だ

  • 抹茶モナカ さん

    「もう死んでも良いかな。」と思った一雄は、幽霊の親子の運転するオデッセイに拾われる。人生の岐路に戻って、やり直しを試みるタイムトラベルのファンタジー。父と子の物語。どれだけ頑張っても、現実は変えられないけれど、やり直そうとする主人公の努力が、胸に染みる。中年になって読むと、身につまされる。

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人物・団体紹介

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重松清

1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞、14年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載さ

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