晴れ着のゆくえ

中川なをみ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784579304530
ISBN 10 : 4579304535
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
追加情報
:
216p;19

内容詳細

祖父は孫娘のために、むらさき草を育て紫根染めの晴れ着を作った。やがて晴れ着は、少女のもとを離れ、幾人かの数奇な運命と共に歩むことになる。晴れ着を巡る物語。

【著者紹介】
中川なをみ : 山梨県生まれ。。日本児童文学者協会所属。『水底の棺』(くもん出版、日本児童文学者協会賞)、『有松の庄九郎』(新日本出版)、『茶畑のジャヤ』(鈴木出版)、以上の三作品は青少年読書感想文課題図書に選定。近年は海外を舞台にした作品と歴史読み物が多くなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • むぎじる さん

    孫娘の千恵のために、むらさき草を育て、それを使って染められた紫のしぼりの晴れ着。千恵の晴れ着をうらやましがった孫の春子のために作られた、茜で染めた襦袢。作った人と贈られた人と。格別な想いと共に、2着の着物はさまざまな人の手に渡り旅をする。丁寧に作られた物には作り手の心模様がしみ込み、手にした人が大事にしたいという想いと重なって深みを増していくのを感じた。

  • Kei さん

    平易な文章で、淡々と、大きな長い時間を、渡る晴れ着。物でありながらも命あり。静かに心地好い物語です。

  • ふくふく さん

    何よりも表紙が素敵。紫の絞り染めの晴れ着を着て、中に茜の襦袢を重ね合わせたような本。お話しは晴れ着を巡る物語。それ程長くもないので、直ぐに読めちゃうけど、何だか余韻を引っ張る感じ。

  • ジュースの素 さん

    祖父母が孫の為に作ってくれた着物は その後数奇な運命でいろんな人の手に渡る。そして最後には・・・。 作るのが難しい「むらさき草」を3年もかけて育て、祖父はその根で白い絹を紫に染めた。祖母は美しい柄を縫い絞った。花火のような絞り染めの美しい着物。柔らかな絹の手触りと深い色は どこに行っても持つ人に勇気を与えた。 表紙がハッとするくらい美しく高貴だ。この着物の持つ神秘な力が不思議な感動をくれる。

  • 滇紅(てんこう) さん

    ★★☆☆☆ラジオで紹介されていて興味を持ったので読んでみた。祖父が孫娘の為にと、むらさき草を育てるところから作り上げた着物が辿った数奇な運命のお話。この着物の初めての持ち主は、足が不自由だけど、明るく優しい少女千恵。その着物を譲り受けたのが、従妹の春子。この春子の意固地さと両親の浅はかな判断が、この着物を遠い地へ向かわせる。その後この着物がどうなっていったのか・・の部分が、どうも私的にはしっくりこなかったので、ラストになっても、残念感の残るお話だった。

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中川なをみ

山梨県生まれ。日本児童文学者協会会員。『水底の棺』(くもん出版)で日本児童文学者協会賞受賞

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