DVD

Serse: Hampe Rousset / Les Talens Lyriques Rasmussen Hallenberg

ヘンデル(1685-1759)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TDBA0087
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
DVD
その他
:
ライブ盤

商品説明

ヘンデル作曲:歌劇《セルセ》
クリストフ・ルセ指揮

ゼンパー・オーパーを会場にドレスデン音楽祭2000のハイライト、歌劇《セルセ》(有名アリア:オンブラ・マイ・フ)。ミヒャエル・ハンペによる雰囲気豊かな演出、古楽演奏に新境地を拓くクリストフ・ルセ指揮レ・タラン・リリク、若く歌唱・演技力に富む歌手たちによって、近年、欧州で人気を集めるヘンデル歌劇から、斬新な魅力をひきだします。(ノーツ・日本語字幕:吉田 光司)

セルセ:ポーラ・ラスマッセン
アルサメーネ:アン・ハレンベリ
アマストレ:パトリシア・バードン
ロミルダ:イザベル・バイラクダリアン
アタランタ:サンドリーヌ・ピオー
アリオダーテ:マルチェッロ・リッピ
エルヴィーロ:マッテオ・ペイローネ
ルートヴィヒスハーフェン歌劇場合唱団
合唱指揮:クラウス・ティーリッツ
レ・タラン・リリク
指揮:クリストフ・ルセ

装置&衣装:カルロ・トンマージ
演出:ミヒャエル・ハンペ

2000年6月2、3日 ゼンパー・オーパー(ドレスデン音楽祭)におけるライヴ収録

製品仕様

収録時間:全プログラム160分
字幕:日本語・イタリア語
ヴィデオ仕様 16:9 カラー
音声仕様:リニアPCM48kHz/16bitステレオ
ディスク仕様 片面・2層


プロフィール
ポーラ・ラスマッセン(セルセ)
カリフォルニア出身のメッゾ・ソプラノ。良くコントロールされた声と知性的な歌で、バロックから現代ものまで何でもこなせるレパートリーの大変広い歌手である。モーツァルト《フィガロの結婚》のケルビーノ、シュトラウス《バラの騎士》のオクターヴィアン、《ナクソスのアリアドネ》の作曲家、プッチーニ《蝶々夫人》のスズキ、そしてこのセルセなどが当り役。ハンペ演出の《セルセ》では、タイトルロールは常に彼女が務めている。

アン・ハレンベリ(アルサメーネ)
スウェーデンのメッゾ・ソプラノ。スウェーデン国立オペラ芸術大学を卒業、スウェーデンの往年の名歌手、ケルスティン・マイヤーとエリック・セーデンに学ぶ。ヘンデルを中心としたバロックの声楽曲で急速に名声を高め、チューリヒでミンコウスキの指揮で出演した《時と悟りの勝利》、ハレのヘンデル・フェスティヴァルでの《ハーキュリーズ(ヘラクレス)》などは絶賛されている。同郷のアンネ・ゾフィー・フォン・オッターの後を継ぐことを期待されている存在である。

イザベル・バイラクダリアン(ロミルダ)
レバノンのベイルート生まれの、カナダのソプラノ。両親はアルメニア系。内戦を避け14歳の時にトロントに移住した。トロント大学で歌を学んでいたが、プロの歌手になるつもりはなく、1997年に卒業後は企業に就職している。しかし周囲の勧めもあってメトロポリタン歌劇場ナショナル・カウンシル・オーディションを受け合格。転機は2000年で、レオニー・リザネク賞、ジョージ・ロンドン財団賞を受賞、そしてロサンジェルスで行われたプラシド・ドミンゴ・オペラリア・コンペティションで優勝し、瞬く間に若きスターにのし上がった。この映像で見られるバイラクダリアンはまさにスターへの階段を駆け上がっている最中の姿である。2003年にはモーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》のゼルリーナでザルツブルク音楽祭にも出演している。密度の濃い歌に加え、エキゾティックな美貌で今やカリスマ的人気を誇っている。

サンドリーヌ・ピオー(アタランタ)
フランスのソプラノ。パリ音楽院を卒業した後、ルネ・ヤーコプスに学ぶ。すぐにバロック音楽のソプラノとして多大な人気を博し、ウィリアム・クリスティ、クリストフ・ルセ、トン・コープマン、マルク・ミンコウスキ、フィリップ・ヘレヴェッヘらと多数共演する。伸びのある声と伸縮のある自在な表現力で、バロックから古典派のオペラはもちろん、フランス歌曲の分野でも高い評価を得ている。

クリストフ・ルセ(指揮)
1961年、フランス、アヴィニョン生まれ。エクス・アン・プロヴァンスで育つ。早くからバロック音楽に関心を示し、13歳からチェンバロを習い始め、スコラ・カントルムではユゲット・ドレフュスに、ハーグ音楽院ではボブ・ヴァン・アスペレンに学ぶ。1983年、22歳でブリュージュのチェンバロ・コンクールで優勝する。1992-4年にクープランのクラヴサン曲全集を録音するなど、クラヴサン奏者として確固たる地位を築いた。一方、バロック・オペラにも関心が高く、1991年にレ・タラン・リリクを創設、数々のバロック・オペラを上演し、指揮者としての評価も高めた。40歳を迎え、著しく風格が増しており、今後の活躍がますます期待できる人である。

ミヒャエル・ハンペ(演出)
ドイツを代表するベテラン演出家。1935年ハイデルベルク生まれ。マンハイム国立劇場の監督(1972-75)を経て、1975年から20年の長きに渡ってケルン市立歌劇場の総監督を務めた。以降ドイツ、オーストリアの劇場、ザルツブルク音楽祭などはもちろん、スカラ座など、世界中のオペラハウスで演出を手がけている。知的な計算の行き届いた舞台づくりには定評があり、過激に走らず、堅実でありながら新鮮な感覚にあふれた演出が出来る数少ない演出家として、世界中で引っ張りだこである。

内容詳細

アリア「オンブラ・マイフ」が有名だが、全曲は意外に上演されない「セルセ」全曲が登場。指揮にも進境著しいクリストフ・ルセ。重厚で少しキッチュな舞台はハンペの演出。現代と伝統が折り重なった名舞台。(CDジャーナル データベースより)

総合評価

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L・バーンスタインがかつて「ビートルズは...

投稿日:2010/04/12 (月)

L・バーンスタインがかつて「ビートルズはヘンデルやシューベルトよりは偉大な作曲家」と言ったそうです。ヘンデルの膨大な作品を全て聞いたことがあるのかどうか知らないが、そうは思わない。  このクセルクセス(セルセ)は「オンブラマイフ」以外は初めて聴いたが、作品としては悪くはないと思います、まあまあかな。お馴染みのヘンデルサウンドで、初めて聴いても「ヘンデルの曲だな」と分かる。しかし特別心に残るアリアが「オンブラマイフ」の他にあるわけでもない。  演出は紀元前のペルシャという雰囲気はなく、いったいどこのいつの時代ですかといった感じ。  演奏の方は、「オンブラマイフ」以外は他に聴いたことがないので比べようがないが、「オンブラマイフ」の他のいくつかの演奏に比べて素晴らしいとは感じないので、全体としても並みの演奏か。オーケストラが一時期流行した古楽器で、サウンド的に表現力に乏しくもの足りない。古楽器演奏はごく一部のオケしかまともなのはない。バロック音楽と言えば、目の敵のように未熟なオケのままでも古楽器で演奏されていたが、モダン楽器は20世紀に入ってから。だったらベートーヴェン、ブラームスとかも当時の楽器で演奏したらと思うが? で、そのようなのもあったが、全く受け入れられませんでしたが、どうしてでしょう? それは芸術性よりも博物館的感覚でバロック音楽を見ているからでしょうか。普通の楽器による表現力豊かなクセルクセスを聴いてみたい。 映像は2000年の収録だが4:3のSD。

山葵 さん | 神奈川県 | 不明

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歌手陣はいずれも新鮮な魅力に溢れている。...

投稿日:2010/01/11 (月)

歌手陣はいずれも新鮮な魅力に溢れている。まずは歌にも容姿にも秀でたバイラクダリアン。次いで、ハレンベリの歌もなかなかいい。特にバイラクダリアンとの二重唱は。また、ラスマッセンは眼の演技が秀逸。さらには脇役陣ではビオーがことに光っている。そして、ガラスを多用したハンペの演出は、モノトーンのコスチュームと相まって実に美的効果をあげている。ルセの音楽がまた実に素晴らしい。ついでに画質・音質ともに優秀。全篇にわたってヘンデルのオペラを堪能できる。

烏 さん | 広島県 | 不明

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コミックオペラにしては舞台の演出が直線的...

投稿日:2008/10/03 (金)

コミックオペラにしては舞台の演出が直線的な背景とモノトーンによりやや堅い感じがするが、衣装が黒白灰色の3色のみでその組合せがむしろ視覚的に華やかさを際だたせている。歌手陣はいずれも高い水準で演技共に満足でき,特に女性陣は歌が、男性陣は演技がとてもよい。ただハレンベリが高音から中音域になる時に声が不安定になっていたのが残念。オーケストラはテンポと技術共に良い演奏で,お奨めの1枚です。

baroque mania さん | 広島県 | 不明

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