SACD

『マ・メール・ロワ』全曲、高雅にして感傷的なワルツ クリュイタンス&パリ音楽院管弦楽団(シングルレイヤー)

ラヴェル(1875-1937)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TOGE15072
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SACD

商品説明

『EMI CLASSICS 名盤 SACDシングル・レイヤー・シリーズ』
ラヴェル:『マ・メール・ロワ』全曲、高雅にして感傷的なワルツ
クリュイタンス&パリ音楽院管弦楽団

限定盤

ラヴェルが自作の曲をオーケストラ用に編曲した2曲のカップリング。『マ・メール・ロワ』での目のつんだ優しい響き、『高雅にして感傷的なワルツ』での絶妙な気品、いずれも「本物のラヴェル」が存分に味わえます。(EMI)

【収録情報】
ラヴェル:
・バレエ音楽『マ・メール・ロワ』全曲
・高雅にして感傷的なワルツ

 パリ音楽院管弦楽団
 アンドレ・クリュイタンス(指揮)

 録音時期:1962年4月
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
 英アビー・ロード・スタジオ最新リマスター音源使用
 SACDハイブリッド盤(TOGE12093)と同一音源

 SACD Single Layer
 SACD対応プレイヤーで再生できます。

収録曲   

  • 01. バレエ音楽≪マ・メール・ロワ≫(全曲) 前奏曲
  • 02. バレエ音楽≪マ・メール・ロワ≫(全曲) 第1場:紡ぎ車の踊りと情景
  • 03. バレエ音楽≪マ・メール・ロワ≫(全曲) 第2場:眠りの森の美女のパヴァーヌ
  • 04. バレエ音楽≪マ・メール・ロワ≫(全曲) 第3場:美女と野獣の対話
  • 05. バレエ音楽≪マ・メール・ロワ≫(全曲) 第4場:一寸法師
  • 06. バレエ音楽≪マ・メール・ロワ≫(全曲) 第5場:パゴダの女王レドロネット
  • 07. バレエ音楽≪マ・メール・ロワ≫(全曲) アポテオーズ:妖精の園
  • 08. 高雅にして感傷的な円舞曲 T.モデレ
  • 09. 高雅にして感傷的な円舞曲 U.アッセ・ラン
  • 10. 高雅にして感傷的な円舞曲 V.モデレ
  • 11. 高雅にして感傷的な円舞曲 W.アッセ・ザニメ
  • 12. 高雅にして感傷的な円舞曲 X.プレスク・ラン
  • 13. 高雅にして感傷的な円舞曲 Y.アッセ・ヴィフ
  • 14. 高雅にして感傷的な円舞曲 Z.モアン・ヴィフ
  • 15. 高雅にして感傷的な円舞曲 [.エピローグ:ラン

ユーザーレビュー

総合評価

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果たしてこれ以上の演奏が可能と言えるであ...

投稿日:2012/04/21 (土)

果たしてこれ以上の演奏が可能と言えるであろうか。ラヴェルの管弦楽曲は、光彩陸離たる華麗なオーケストレーションが魅力の一つであり、それ故に多くの指揮者によってオーケストラ曲としての醍醐味を味あわせてくれる数々の華麗な名演が成し遂げられてきているところであるが、クリュイタンスの演奏は別格の素晴らしさを誇っていると言えるのではないだろうか。もちろん、他の指揮者による演奏と同様に華麗さにおいてもいささかも不足はないが、どこをとってもフランス風のエスプリ漂う瀟洒な味わいと独特の気品に満ち溢れているという点において、他の指揮者による演奏とは一線を画していると言える。そして、一聴すると曲想を精緻に描き出して行くと言うオーソドックスな演奏のように聴こえなくもないが、よく聴くと各フレーズには独特の洒落たニュアンスと瑞々しいまでの感性が満ち溢れており、常にコクのある響きが全体を支配しているのが素晴らしい。しかも、コクのある響きと言っても厚手の衣装をまとったような重苦しさなどはいささかもなく、むしろ現代的な清新さを兼ね備えていると言えるところであり、こうしたいささかも古色蒼然としていない清新さが、本管弦楽曲集を普遍的な価値を有するものとするのに大きく貢献していると言える。本盤におさめられた各小品もそうしたクリュイタンスの芸風が顕著にあらわれた超名演であり、華麗さと繊細さを併せ持つ剛柔のバランス、フランス風のエスプリ漂う瀟洒な味わいと格調の高さ、そして瑞々しいまでの清新さと言った、望み得るすべての要素を兼ね備えた完全無欠の演奏と言っても過言ではあるまい。とりわけ、有名な亡き王女のためのパヴァ―ヌの冒頭のホルンソロの美しさには、身も心も蕩けてしまいそうになるほどだ。そして、クリュイタンスの統率の下、美しさの極みとも言うべき名演を繰り広げたパリ音楽院管弦楽団にも大きな拍手を送りたい。いずれにしても、本盤を含め、クリュイタンスがパリ音楽院管弦楽団とともに録音したラヴェルの管弦楽曲集は、クリュイタンスの遺した最良の遺産であるとともに、様々な指揮者によるラヴェルの管弦楽曲集の中でも随一の名演と高く評価したいと考える。音質は、リマスタリングが行われたこともあって比較的良好な音質に生まれ変わったと言えるが、本管弦楽曲集の第1集のようにHQCD化されることもなく、高音質化の波に乗り遅れていたとも言えるところであった。しかしながら、今般、ついにSACD化が行われることによって大変驚いた。従来CD盤とは次元が異なる見違えるような鮮明な音質に生まれ変わった言えるところである。音質の鮮明さ、音場の幅広さのどれをとっても一級品の仕上がりであり、あらためてSACDの潜在能力の高さを思い知った次第だ。1960年代のスタジオ録音とは思えないような音質の劇的な変化は、殆ど驚異的ですらあると言えるだろう。いずれにしても、クリュイタンスによる素晴らしい超名演を、SACDによる極上の高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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 今まで“お国物”に拘るような聴き方はし...

投稿日:2012/02/22 (水)

 今まで“お国物”に拘るような聴き方はしてこなかったのですが,クリュイタンスの一連のラヴェル録音は別…。どんな名優の東北弁より,地元のお婆ちゃんの東北弁の方が上手いのは当然…,どんな一流料理人の料理より,地元の方の手料理の方が“味”があるのは当然…と感じてしまうのです。音が出るとき,音が消えゆくとき,減衰していくとき,徐々に盛り上がっていく様…隅から隅まで,独特の何かを感じてしまう。これが“フランスのエスプリ”と言われるものなんだろうか…。「思い込み,先入観でしょ…?」という人もいるかもしれませんが,その思い込みや先入観を裏切らず,本当にそう思わせてしまうのは,凄いことではないかと思います。完成度という面ではブーレーズの新録音たちが一歩勝っているとは思うのですが,クリュイタンス&パリ音楽院管が作り出すラヴェルは,誰にも超えられない,真似できない何か(“フランスのエスプリ”…?)をもっています。(ここまでは4枚共通のレビューです)  『亡き王女〜』のこの雰囲気…特に冒頭のホルンの音色と言ったら…絶対誰にも真似できない。

masato さん | 新潟県 | 不明

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待っていたのは、この音だった。パヴァーヌ...

投稿日:2012/02/21 (火)

待っていたのは、この音だった。パヴァーヌの何たるホルンの音色。余談ですが、iPodで聴くと録音現場にいる錯覚に捉われます。

淳メーカー さん | 愛知県 | 不明

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