MARIES MANIA

2011年前代未聞のサプライズ解散で幕を閉じた毛皮のマリーズのオールタイム2枚組ベストアルバム
インディーズ時代からメジャー時代までの代表曲を網羅し、未発表曲も収録した完全無欠のコンプリート盤

2006年、1stアルバム『戦争をしよう』でデビューした毛皮のマリーズ。その後フルアルバム3枚、ミニアルバム1枚、シングル1枚をインディーズ作品としてリリースし、その圧倒的なカリスマ性と驚愕のライヴパファーマンスでじわじわとロックキッズの熱狂的な支持を得て、2010年に日本コロムビアよりメジャーデビューを果たす。以後1年半の間にフルアルバム3枚、シングル1枚をリリースする。
2ndアルバム『ティン・パン・アレイ』はオリコンウィークリーチャート6位を記録する等、ブレイク目前の状況化にあったが、2011年9月にメジャー3枚目のアルバムをリリース。このアルバムはタイトルが発売日まで仮タイトルのまま一切伏せられていて、発売日に店頭にCDが並んだ際にタイトルが分かるという随分手の込んだ仕掛けになっていたが、何とそのタイトルは『THE END』という衝撃のタイトルであり、ご丁寧に“Last Album”とステッカーも貼られていた。つまり作品のリリースによって解散を発表するという前代未聞の解散発表であり、発売日にTwitterのタイムラインは「毛皮のマリーズ解散」で溢れかえり、オフィシャルWebサイトのサーバーはダウンし、YAHOO!ニュースのTOPページにも登場する大事件となった。そして2011年の12月に行われた日本武道館公演がラストライヴとなり、毛皮のマリーズは忽然と消えていった。

本作品は毛皮のマリーズのインディーズ時代5作品、メジャー時代4作品から代表曲を抜粋した文字通りのオールタイムベストアルバムであり、未発表音源も4曲収録（「ルー」「スタッガーリーを撃て」「ラストワルツ -アビーロードスタジオ-」「クリスマスグリーティング」）、マリーズ初心者にもコアファンにも楽しめる完全無欠のコンプリート・ベスト・アルバム。
DISC1にはインディーズ楽曲、DISC2にはコロムビア楽曲をせれぞれ収録。初期のパンク/ グラムロック色の強い破天荒なスタイルから、マリーズマニアのバイブル的名曲「ビューティフル」を経て次第にポップミュージックの最前線で機能するロックバンドに変貌していく様が今作で十二分に堪能できる、2枚組全31曲収録のボリューム満点のベストアルバムである。