機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY vol.1

【４話収録】
■第１話「ガンダム強奪」
　宇宙世紀００８３。一年戦争が終わって三年の月日が流れた。コウ・ウラキはモビルスーツのテストパイロットとして、オーストラリアの連邦軍基地で訓練に明け暮れていた。その彼の前で、テストのためにスタンバイしていた二機のガンダムのうち、核弾頭を搭載した２号機を、ジオンの残党であるガトーに奪われてしまう。
■第２話「終わりなき追撃」
　コウたちは奪還命令を受け、戦艦アルビオンに搭乗し２号機を追跡する。やがてアフリカの秘密基地にガトーが潜んでいることをつきとめたアルビオンは、攻撃を仕掛ける。だがガトーは２号機を宇宙に持ち帰るため、シャトル出撃の準備を進めていた。
■第３話「出撃、アルビオン」
　ガンダム２号機の宇宙脱出は阻止したコウだったが、機体を奪い返すことは出来なかった。逃走するガトーらを追撃するため、戦艦アルビオンにも出撃命令が下る。補充にベテランのＭＳパイロットも３人赴任してきた。帰還した１号機をチェックしたニナは、コウがガンダムの性能を充分引き出したことに驚く。思わず彼女はコウの姿を追う。だがニナが目にしたのは、戦死したアレンの部屋でひとり苦悩する彼の後ろ姿だった……。アルビオン出航も間近、コウは作戦参加を決意して艦に乗り込む。しかし、彼がガンダムに乗ったことを気に入らないベテラン・モンシアがコウの前に立ちふさがった−！
■第４話「熱砂の攻防戦」
　ガンダム２号機を追って、新たな編成を終えたアルビオンは追撃の途についていた。広大なアフリカ大陸を索敵哨戒しつつ進む艦内では、単調な生活に苛立ちを募らせる乗組員が増えていた。そんな折、アナハイムのオービルが工作員であることが露見、コア・ファイターを奪い逃走した。だがこれは、未だ敵の所在をつかめぬシナプス艦長の作戦であった。そうとは知らずに、ジオン残党軍の基地に逃げ込もうとするオービル。その進路から、アフリカ基地の位置は割れた。事態を察知したジオン軍基地指令ビッター少将は、ガトーと２号機を載せたＨＬＶ−超大型シャトル打ち上げまでの時間を稼ぐべく、全ＭＳに出撃命令を下した…。


91年に制作されたOVAによるガンダム・シリーズ。地球連邦とジオンによる戦いが終わって3年が経過した宇宙世紀0083年、モビルスーツ・パイロットの青年コウが目撃したのは……。(CDジャーナル　データベースより)