ジ・オールマイティ、そして最近ではシン・リジー、ブラック・スター・ライダーズのフロントマンを務める実力派ヴォーカリスト、リッキー・ウォリックによる5枚目のソロ・アルバムが登場。元バックチェリーのキース・ネルソンを相棒に迎えた本作。そこかしこに散りばめられたシン・リジー風味もたまらない。ジョー・エリオット(デフ・レパード)、ルーク・モーリー(サンダー)らがゲスト参加!
ソロ作としては、前作『When Patsy Cline Was Crazy (And Guy Mitchell Sang The Blues)』から5年ぶりとなる本作では、元バックチェリーのキース・ネルソンがプロデュースを担当しただけでなく、曲作りにも大きく関与。リッキー自身が「トム・ペティのようなシンプルなメロディに、ジョニー・サンダース&ザ・ハートブレイカーズの快楽主義的怒りを掛け合わせたもの」と描写する本作には、ヨーロッパ風の湿っぽさを持ったハードロック・チューンからパンクっぽいサウンド、バラードに至るまで、彼のバックグラウンドすべてが詰め込まれている。リッキー(Vo, G)、キース(G, Vo, Perc)、やはり元バックチェリーのザヴィエル・ムリエル(Dr)、ブラック・スター・ライダーズのロバート・クレイン(Ba)という布陣で、フルバンドとして可能な限りライヴ形式によるレコーディングにこだわったという本作。実力は折り紙つきのリッキーのヴォーカルも最高だし、そこかしこに散らばるシン・リジー・フレイヴァーもたまらない。
ゲスト参加しているミュージシャン達も豪華。ジョー・エリオット(デフ・レパード)、ルーク・モーリー(サンダー)、アンディ・テイラー(デュラン・デュラン)、ディジー・リード(ガンズ・アンド・ローゼス)と、リッキーと親交の厚いアーティストたちが勢揃い。
ボーナスCDはカバー集。ジ・オールマイティのセルフ・カバーを始め、アイアン・メイデン、ザ・クラッシュ、エルヴィス・プレスリー、ジョニー・キャッシュ、さらにはブリトニー・スピアーズと、幅広いチョイスが興味深い。
※レーベルインフォメーションより
シン・リジィから派生したリッキー・ウォリック(vo、g)とスコット・ゴーハム(g)を中心としたバンドの4thアルバム。ストーン・サワーのクリスチャン・マルトゥッチ(g)を新たに迎え、ロックの伝統と格式に満ちあふれた一枚が完成した。(CDジャーナル データベースより)